今夜は女房殿が友達とマツダスタジアムの年間指定席券を貰えたとかで出かけ、ワシの夕飯は『どこかで食べんさい』とお出かけの許可証も出た。
駅前で時々店内でライブをやるたこ焼き屋さんで過ごすことにして出かけた。
チャリで向かう東の空に大きなお月さんが出て、すっかり暗うなった町を街灯のように照らしてくれとった。満月は明日らしいが中秋の名月なんじゃそうな。
たこ焼き屋さんには数名の先客があったが、ワシはカウンターに座り、すじ肉の煮込みとクラフトビールを注文。すると先客の一人が「このビール美味しいですよ!」と話しかけてくれた。客の中にパッと見てハーフと分かる若い人がいて、店の女将との話からバンドをやってると分かり「楽器は何をやっとるの?」と訊いたら「今はボーカルだけです」と応えてくれ、それがきっかけで話がはずみ、ラインの交換もした。えらそうに言うがすべてその子にやって貰うた。まだ17歳の高校3年の受験生で、文化祭で歌うらしいが客は生徒だけで父兄も参加できんらしい。コロナの影響はすごいね。
他の客もワシのことを知ってる人じゃって、向こうから「〇〇さんですよね?」と話しかけられ「Uです」と言われ、思い出した。
数年前まで3年くらい連続して秋祭りの写真を撮りに来てくれた女性カメラマンじゃ。ずっと最初から最後まで神輿の行列について来て何百枚も写真を撮ってくれた人じゃ。そして祭りが終わってその写真をDVDに焼いて持ってきてくれた女性じゃった。どこかで見たことがあるように思うとったが、名乗られて初めて分かった。
そんな訳で女房殿がいなくとも楽しくたこ焼き屋さんで夕食を楽しめた。
たこ焼きはお土産で持って帰っただけで、店ではすじ肉の煮込みや他のおかずと一緒にクラフトビールをいただき最後にラーメンを食べ、店ではたこ焼きを食べんかったのぉ・・・。帰りの夜空にゃ往路より小さく見えたお月さんが、煌々と夜道を照らしてくれた。