再放送かもしれんが、深夜番組で『見た目、見る目』
という民法の番組を偶然見た。
風呂から上がったら女房殿が見ていた番組なんじゃけど
女房殿はその番組を続けて見たいけど
遅くなるので先に寝てしもうた。
ワシはまだ寝るには早い時間なので
番組が終わる午前1時45分まで見た。
それは生まれつき『動静脈奇形症』とかいう病気の
女性の半生を綴った番組じゃった。
生まれつき上唇が腫れたような症状で
見た目は健常者と大きく異なる。
しかも女の子じゃ。
生んだお母さんもそんなわが子を隠すことなく育て、
自身も保育所、学校と集団生活をするにつれ
いじめや心ない言葉を浴びせられ、
大きなストレスを負いながらも明るく強く生きて、
そんな彼女を理解する良き伴侶にも恵まれ
家族を持って、生活しながら
同じ境遇の人に手を差し伸べる活動を続ける
女性を描いた番組じゃった。
エエよねー! こんな番組。
ワシも涙を流しながら、鼻をかみながら見た。
いろんな障害のある人、極貧の人、
辛い仕事を余儀なくされている人、
天涯孤独な人、暴力にさらされている人、
不治の病の人、いじめに遭っている人、
仕事をできない人、過失で人を死傷させた人、
いろんな不幸な環境にいる人に勇気を与える番組と思うた。
絶対に今の自分の環境に悲観して
自ら命を絶つことだけはしないで欲しい。
つらい環境は、自分の魂を磨いているのだと耐えて欲しい。
誰しもこの世に生まれた限り、大小の差こそあれ
つらい思いをしとるハズ。
明けぬ夜はない、そう信じて!