けん爺さんのつぶやき

日々の出来事を徒然に。

楽しい酒、飲もう!

2023-07-04 01:48:55 | 日記
今夜は商工会の諸先輩方に誘われての
酒席で、総勢6名のお酒盛り。

場所はワシが決めて、わが家の玄関出て
10歩も歩いたら暖簾をくぐれる超近場。
誘いの電話があった時は4名で
若い女性も一人おられ、
2名の先輩のお顔を想えば
あんまり参加したい酒席じゃなかった。

お一人はご高齢じゃが、闊達なお方で
商工会でも有名な御仁である。
ただ、ワシとその女性を除いては
人の悪口をよう喋る先輩なんで
ワシはあまり乗り気でなかった。
じゃが、その高齢の方がもうすぐ
誕生日だというんで、その前祝い
じゃとの事で、それならと出席を承知した。

6名が揃い、全員生ビールで乾杯、
最初は前祝いとの話題で、和やかに、
そして料理を楽しみながら酒も進んだ。

酔いも回った頃、そのご高齢のお方が
商工会の話をされ始め、雲行きが怪しくなった。
『あれ、あれ? またいつもの調子になってきた?』
ワシはそう感じながら、言葉は少のうなってきた。

この先輩方、皆さん商工会の運営に
古くから携わって来られた面々で
現役員の方々からしたら
うるさ型で、会議では敬遠されがちな方々じゃ。
ただ主張される事は、うるさ型の方々が
言われることの方が正しいとワシも思う。

その主張は新任役員のワシも
もう何べんも聞いてきた。
その主張だけでも、うんざりなんじゃが
その主張には必ず人の悪口が付いてくる。
それを聞くんがワシは嫌いじゃ。

ワシは楽しい酒なら付き合うが
人の悪口を聞く酒は嫌いじゃ。

案の定、酒が進むにつれ、いつもの主張が・・・
主張されだしたら、もう止まらない。
人の意見は耳に入らん様子に
ワシも業を煮やし、つい言うてしもうた。
「楽しい酒にしましょうや!」
他の5人はそれに笑うけど
主張される御仁には耳に入らんのじゃね、
気の済むまで主張をやめない。

ワシも負けずに言い返す。
「そんな話をするために役員を引き受けたんじゃない!」
「次でワシはやめます!」
「楽しい酒が飲めるかも?と期待して来たのに」

ワシもやっと気づいた。
ワシのように人の悪口を聞きながら
酒を飲みたいと思わん人間と、
この大先輩のように、人の意見に耳を貸さず
自分の主張を延々と続け、それで相手を打ち負かし
その自己満足に酔いながら飲む酒を
旨いと感じる御仁がおられるのじゃと。

今夜のメンバーの内3名はその傾向にある。
もう二度とこの先輩方とは飲まん、
そう心に誓った酒席じゃった。

店を出たところで
『今日は機嫌が悪かったね! また飲み直そう!』
とワシを慰めて下さった先輩も
今日はそれほど発言はなかったものの
どっちかと言えば、主張の強いお方じゃ。
その先輩に何度もお世話になっとるワシ、
じゃけど、楽しい酒を飲みたいワシ。
同じ船に乗っとっても、思いはみんな違うね。
ほいじゃけぇ人生、おもしろい。



コメント
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