明日、1月15日は小正月。 古いしめ縄をお焚き上げする「とんど祭」の日でもあります。
しかし、当宮での1月15日の神事の正式名称は「御粥祭」と称します。
これは、15日早朝に御神前に特殊神饌の御粥をお供えする事に因みます。
このお供えする御粥ですが、普通の白粥ではなく、七種類の雑穀をお粥にしたもので、七種粥(ななくさがゆ)とも称します。 (近世では小豆が中心の為、小豆粥とも称しました)
※ちなみに七種類の野菜を用いる七草粥は、この七種粥の故事をもとに江戸時代に生まれたものといわれます。
米、粟、黍、稗、蓑米、胡麻、小豆の七種類を用いる倣わしで、うち蓑米(ムツオレグサの実)は現在では入手が困難な為、麦で代用しています。
この七種粥が記録上最も古く確認出来るのは、『弘仁主水式 逸文』に、「早朝 主水司 七種の御粥を供ず」とあり、当宮の御祭神、嵯峨天皇さまに献じられたのが、初見とされます。
実は、本年平成25年1月15日で、この七種粥が献じられてより、ちょうど1200年となります。
嵯峨天皇さまは、日本後紀などを読むと、民衆の食にとても心を配っておいでで、この七種粥にも、嵯峨天皇さまのそういった日本国民への愛情を感じられます。
本年はそういった嵯峨天皇さまの御心に思いを致し、1200年目の節目の神事ご奉仕申し上げます。
(なお、神事は早朝の為、一般非公開です)
※写真は昨年のものです。
しかし、当宮での1月15日の神事の正式名称は「御粥祭」と称します。
これは、15日早朝に御神前に特殊神饌の御粥をお供えする事に因みます。
このお供えする御粥ですが、普通の白粥ではなく、七種類の雑穀をお粥にしたもので、七種粥(ななくさがゆ)とも称します。 (近世では小豆が中心の為、小豆粥とも称しました)
※ちなみに七種類の野菜を用いる七草粥は、この七種粥の故事をもとに江戸時代に生まれたものといわれます。
米、粟、黍、稗、蓑米、胡麻、小豆の七種類を用いる倣わしで、うち蓑米(ムツオレグサの実)は現在では入手が困難な為、麦で代用しています。
この七種粥が記録上最も古く確認出来るのは、『弘仁主水式 逸文』に、「早朝 主水司 七種の御粥を供ず」とあり、当宮の御祭神、嵯峨天皇さまに献じられたのが、初見とされます。
実は、本年平成25年1月15日で、この七種粥が献じられてより、ちょうど1200年となります。
嵯峨天皇さまは、日本後紀などを読むと、民衆の食にとても心を配っておいでで、この七種粥にも、嵯峨天皇さまのそういった日本国民への愛情を感じられます。
本年はそういった嵯峨天皇さまの御心に思いを致し、1200年目の節目の神事ご奉仕申し上げます。
(なお、神事は早朝の為、一般非公開です)
※写真は昨年のものです。