絵本が大好きです。
なかでも、この「EMILY」という絵本。
文はマイケル・ビダード、絵はバーバラ・クーニーというひとが
書いていて、たいへん美しい絵本です。
内容は、むかいの黄色い家に20年も外へ出ない女の人が住んでいて、
そのひとは近所からはなぞの女の人と呼ばれていました。
そのおうちにある日、ピアノを弾いて欲しいと頼まれて出向いた
お母さんにいっしょについていった女の子がいて、その子が
その女のひとにゆりの球根をプレゼントするのです。
するとオトナとはまったく顔を合わさない女のひとが、
女の子には詩を書いたメモをお返しに渡すのですが....。
そのなかに書かれている言葉に強く惹かれるのです。
天国を見つけられなければ-地上で-
天上でも見つけられないでしょう
たとえどこにうつりすんでも
天使はいつもとなりに家をかりるのですから
愛をこめて
エミリー
たとえなぞだと人々に言われようとも、エミリーは自分の
世界のなかでは天国に暮らしていたということ。
幸せは自分次第なのよ、ということを
女の子に教えたのでした。
この言葉、すごく好きです。