月子日記

思うこと、好きなもの

楽園

2021-03-25 21:56:00 | 思い
きょうも予定はころころかわり、午後にひとつ仕事の予定が入ったので、午前中にジムも買い物もすませておいた。

午後は事務所で夕方まで仕事しようと、いろいろやりだしたら、3時には帰るからと電話。
ひとつやりだしたことがあったのに、ばたばたとそれを片付けて帰らねばならない。
なぜかというと、またお昼ごはんをとらずに仕事をしてきた夫は、おなかがすいて、イライラしているから、早く飯にしてくれ、という圧。

急いで帰り、2品は朝にこしらえておいたが、あと2品ほどを急いで調理。

まだ4時なのに晩御飯がはじまる。

わたしもお昼たべてなかったから、いいんだけどね。
予定どおりに仕事ができなかったことがすこし不満で無口になるわたし。

もくもくと食事をしてた。
夫は、きょうは俺の好物ばっかだ🎵と喜んでたけど、なんだか、わたしは気分ものらず。

夫は六時半には寝たが、もう忘れて寝よかなとも思ったが、そんなに早くは寝れないし、映画を一本みた。もやもやしたときは、映画やドラマなどみて別世界に身をおいてみる。

きょうみたのは、楽園、ていうやつ。
田舎のひとのこわさが描かれてたけど、ほんとうに田舎のひとは、いいひとがいるようで、いない。こわいのはたしか。
誰かを悪者にしたがる。とくによそ者には厳しい。

わたしの父は子養子できたので、よそ者だ。
で、わたしの最初の夫もよそ者だ。
父は、その家を継いだ誇りと、責任感とで、常に、もともといた人々と戦ってた。負けていなかったので、父がいてるあいだは、みんな一目おいていたが、施設に入ったとたん、ほとんど誰もお見舞いには来なかったし、いまも気にかけてるひとなんかいない。あんなに、人々には尽くした父なのに。
わたしの前の夫も妹の前の夫も、田舎を気に入ってそこに住んだ。
でも結局、田舎の人々の性根の悪さに嫌気がさしたのもあって、出ていった。

でもわたしは田舎が好きだ。
生まれ育ったからなのかな。

またまた新しい夫とともにそこに家をたてた。最初は夫も自治会の行事に出ていたが、
いろいろあって、自治会を抜けることにした。
一度夫が、がつんと、怒ったことがあってからは、村の人たちは、わたしたちになんかいってくることはなくなった。

映画にもあったが、楽園なんてものは、ひとのこころのもとで成り立つのだとおもう。
みんなが自分とはちがう他者を受け入れる優しい気持ちをもっていれば、そこは楽園になる。
でも優しい気持ちをもつということは、強さが必要になる。
田舎にいても、都会にいても、どこにいても、それはおなじ。

柔道の古賀稔彦さんがなくなられた。
テレビで古賀さんのことをやってて
強かったけれど、ものすごく優しいひとだと知りました。
強さとは優しさ、優しさは強さ、
それをからだであらわしたひとで、後年はみなにそれを説いていたとか。
強いのに、優しいが一番かっこいい。

彼のようなひとがいる世界が
ほんとうの楽園になるのだとおもう。

ご冥福をお祈りします…
コメント
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