お客さんの質問で一番多いのが、
「剪定はいつすれば良いの」です。
結論を先にいいますと、10月中頃~
11月が一番お得です。
その理由は、樹木は晩秋以降春までは
芽出しをしないので、概ね半年間は姿
が変わらない=世話の必要がないから
ですね。それに、除草もその時期にし
ておくと冬草であってもしばらくは、
ほとんど伸びないからです。
ただ、その時期に集中しても手作業な
ので消化できず、10月から年末が繁
忙期になってしまうという植木屋業界
の状況ではありますが、決して樹木全
般にとって剪定適期では無く、年1回
で済ませたい人の人間都合だと言って
おきます。
後は、お客さん次第というのがあって
ツツジなら今咲いてるので花後すぐに
剪定だし、サザンカや椿も夏に花芽を
準備するので剪定は6月中までに済ま
せておきたい花木で、アジサイは花柄
を取っておかないと見た目が汚いし、
徒長枝や不定芽の出やすい梅は6月中
に一度整枝しておくと良いし、良い香
りのキンモクセイも花を楽しんだらす
ぐに剪定です。
黒松は冬が良いと思われがちですが、
夏にワサワサなのが嫌な人は、緑摘み
をかねて整枝もするなら今で良いし、
生垣などで、ぴょーんと伸びる枝につ
いては、時期に関係なく切っておくの
は、心がけというもので必要な行為か
なと思います。
まあ、人間の頭髪も1~2か月に一度
は散髪するので、その頻度で少しづつ
チョキチョキするとお庭も奇麗になり
ますね。
ではでは。