庭木の消毒と誰が言い出したかは知
りませんが、正確に言うと殺虫と殺菌
です。過去にブログで何度か発信して
います。
害虫がいれば殺した方が良いし、病気
に成れば病原菌を殺菌した方が良い。
まあ、人間側の都合です。
そもそも、殺虫剤と殺菌剤は別物なの
で、殺虫剤だけ使用しても菌は死にま
せんから、病気が出ているのなら、殺
虫剤と殺菌剤を混ぜて使用する必要が
あります。
病原菌は、大気中にも居るし地面にも
居るが、虫が媒介するという場合もあ
るので同時使用は理想です。
ただし、殺菌効果はスグには分かりま
せんし、病気で変形した葉や変色した
葉は、元には戻りませんから、新葉に
病気が出ないように気長に対応してい
く(病原菌を増やさない)必要があり
ますから、予防行為としての殺菌剤の
使用が望まれます。
ようは、新しい葉に病気を出させない
ためには、葉が奇麗な春から夏にかけ
て、毛虫が居ようが居まいが、何度も
殺菌剤散布してねということです。
そうじゃないと症状は続くからね。
かつて、神経質なお客さんで、カシの
木の葉に黒い斑点ができるカビ病が嫌
だから全部毟ってくれと言われて、葉
全数毟り作業したことがあります。
葉を毟って幹と枝だけになった姿に殺
菌剤をたっぷり散布したわけですが、
新葉の殺菌は自分でするとの事でした
ので、その後は知りません。
ところで、椿・サザンカといえばチャ
ドクガ(毒毛虫)ですが、只今発生中
なのでご注意ください。
ホームセンターで安い噴霧器と殺虫剤
と殺菌剤買って、水で薄めて散布する。
これが一番安い方法です。
薬剤散布は、薬の届く範囲で十分で、
高い位置は気にしない。
庭木が少ないなら、殺虫殺菌剤がスプ
レーで売られてますし、毛虫ならキン
チョールで十分でしょうね。
何事も自分でやって見る。大事なこと
です。
(参考)
剪定屋さんが使う
殺菌剤は、ダニコール・トップジン
ベンレート・サブロール乳剤
石灰硫黄合剤
等などですが、特に冬に散布する石灰
硫黄合材は効き目があるのですが、
硫黄臭いので、夕暮れ時にこっそり使
わないと近隣が騒ぐ可能性があるので
住宅密集地では注意です。
※薬剤の混用は、成分の性質上できな
い製品があるので使用前にお調べ下さ
い。通常アルカリ性が強い石灰硫黄合
剤は混用していません。
ではでは。