何故かは知りませんが、庭木で多い
のが、仕立物のイヌマキ(犬槙)です。
日本では、新たに植える人がほとんど
居ない庭木ですが、かつて人気だった
ので今に残って存在します。
松の様に小枝を透かし古葉を除く丁寧
な剪定は、神戸地域では見たことがあ
りませんので、剪定屋さんではできま
せん。
当地では、イヌマキは年1回の刈込剪
定が一般的です。
それでも手間を惜しんだ作業者は居て、
ただ表面を刈るのみの職人や、やたら
強く刈込む職人などが居て、ただの刈
込みなのに上品下品と仕上がり具合が
違って見えます。
剪定屋さんでは、イヌマキにはバリカ
ンを使わない。そこそこ丁寧。
ところで、本日のイヌマキ。
辛うじて山木にはなっていないが、太
くなった立枝が乱立という有様で、半
日格闘して、男前になったじゃないか
とお客様よりお褒め頂いた1本でした。
剪定作業後はこんな感じ。
仕立物は、年1回は手入れしましょう。
ではでは。