自然と生きる

気ままに健康で楽しく生きる。そして、天寿120歳を目指す。

方丈記を読んでみる

2021-06-29 07:18:26 | 日記

 養老孟司翁がユーチューブ動画で、

現在の解答が方丈記に書いてあるとい

うので読んでみました。

 

方丈記と言えば鴨長明。

 

「ゆく河の流れは絶えずして・・・」

から始まる、未成年が習うには退屈極

まりない随筆ですが、52歳になって

読むとあらためて感じるものがありま

すね。

翁の言う通り。確かに現在の解答が方

丈記には書いてある。読めば分かる。

当時の社会は、天変地異と飢饉で多く

の民衆が死に行く悲惨さの中で朝廷は

何もしない現在も同じだという側面は

置いておいて、自分の思い通りになら

ない社会の中で、いかにして心の幸せ

を掴むのか、苦しみから逃れるために

はどうすべきなのかが書いてある。

 

多くの現代人にはそれは出来ない話だ

と思いますが、実は実行している人達

がいて、それは多分地方に居る個人ユ

ーチューバーじゃなかろうかと思うの

です。自分のやりたいことをして、そ

れを何十万人の人が見ているという。

コロナ過で日本の上流階級や組織は何

の役にも立たないことが分かった今、

自分は何をしたいのか?を考える時機

に来ていると思うのです。

 

組織を利用すれば逆に組織に殺される。

雁字搦めで何も出来なくなるというこ

とは、大人なら誰しもが知っている。

 

ところで、中国の賢者と言えば多くが

世捨て人みたいになってしまう。

役人の道を蹴って山に籠るという流れ

ですが、老子は牛に乗って去ってしま

った。笑

翁も野に遊ぶことを知っているから、

鴨長明のことが理解できる。

 

剪定屋さん、組織に荷担しないし、縁

故はほぼ利用しない生活をしています

が、不利益で損なことは承知の上でも、

ささやかな喜びは常にある。

だから、個人で植木屋をやっている。

出来ない仕事、嫌な仕事はお断り。

 

ちなみに、座右の書に安岡正篤氏の

「酔古堂剣掃」があります。

古人先哲の文章見識に酔って、心の剣

世俗の邪気を掃うという意味ですが、

東洋的な感性を養う一冊です。

アマゾンで安い中古が出ていますので

買って損はないと思います。

 

ではでは。

 

 

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