風邪をひいたときは近所のかかりつけに行き、医者からの処方箋を持って、お向かいにある薬局で薬を買う。これがパターンとなっている。数年前まではかかりつけの方で直接薬を出してくれたのだが、最近は分業化が進んでいるらしい。
分業化してからは、薬局で処方した薬の詳しい情報を書いた紙をくれるようになった。これは結構便利である。最近は何でも情報公開化が進んでいるし、自分の飲んでいる薬がどういうものかぐらいは知っておく必要があるというものだ。昔は「お医者様に万事任せておけば大丈夫だ」てなもんで、医者の出してくる薬の内容なんて知ろうともしなかったし、医者だって何にも言わなかったものである。のどかだったというか、不親切だったというか。
さて、もらった薬の一つにクラビット錠というものがあった。合成抗菌剤の一種なのだが、自分でもより詳しく調べてみようかと検索をしてみた。すると、適応症一覧なるものが出ていて、そこには見ただけで体がむずがゆくなりそうなほど大量の病名が羅列されていた。その中の一つを見て、私は目が点になった。
「ブルセラ症」
思わず飲んでいた麦茶を画面に吹きそうになったよホントに。何この病名、ふざけてるの?女子高生の制服や下着のことが頭から離れない病気?そりゃ確かにある意味「病気」だよな、一理ある…とか納得している場合ではない。検索してみたら、確かにそういう名の病気は実在していた(当たり前だ)。
「ブルセラ症」というのは、小桿菌(細菌)の一種、その名もブルセラが引き起こす人畜共通感染症で、牛、豚、ヤギ、羊、犬などに感染を起こすことが知られ、世界各地にその分布が認められており、特に地中海地域、アラビア湾、インド、中央および南アメリカが好発地域なんだそうだ。ヒトが感染すると全身症状を表し、あらゆる臓器に感染を起こす。発熱、発汗、疲労、体重減少、うつ状態などの症状がみられる。心臓に菌が入った場合、心内膜炎を起こして最悪死に至ることもあると言うから侮れない。ただ、死亡率はそれほど深刻な高さではなく、日本でかかる危険性もまずないと言って良いそうである。
なお、ブルセラのスペルは「Brucella」。あ、こりゃどう頑張っても「ブルセラ」としか読めんな。でも、あまり日本でメジャーな病気じゃなくて良かったなぁ、色々な意味で。葬式で
弔問客:「あんなに元気だった○○さんがまたどうしてまた急に…?」
遺族:「ええ、『ブルセラ症』で…」
なんて、なんか締まらないもんなぁ。
分業化してからは、薬局で処方した薬の詳しい情報を書いた紙をくれるようになった。これは結構便利である。最近は何でも情報公開化が進んでいるし、自分の飲んでいる薬がどういうものかぐらいは知っておく必要があるというものだ。昔は「お医者様に万事任せておけば大丈夫だ」てなもんで、医者の出してくる薬の内容なんて知ろうともしなかったし、医者だって何にも言わなかったものである。のどかだったというか、不親切だったというか。
さて、もらった薬の一つにクラビット錠というものがあった。合成抗菌剤の一種なのだが、自分でもより詳しく調べてみようかと検索をしてみた。すると、適応症一覧なるものが出ていて、そこには見ただけで体がむずがゆくなりそうなほど大量の病名が羅列されていた。その中の一つを見て、私は目が点になった。
「ブルセラ症」
思わず飲んでいた麦茶を画面に吹きそうになったよホントに。何この病名、ふざけてるの?女子高生の制服や下着のことが頭から離れない病気?そりゃ確かにある意味「病気」だよな、一理ある…とか納得している場合ではない。検索してみたら、確かにそういう名の病気は実在していた(当たり前だ)。
「ブルセラ症」というのは、小桿菌(細菌)の一種、その名もブルセラが引き起こす人畜共通感染症で、牛、豚、ヤギ、羊、犬などに感染を起こすことが知られ、世界各地にその分布が認められており、特に地中海地域、アラビア湾、インド、中央および南アメリカが好発地域なんだそうだ。ヒトが感染すると全身症状を表し、あらゆる臓器に感染を起こす。発熱、発汗、疲労、体重減少、うつ状態などの症状がみられる。心臓に菌が入った場合、心内膜炎を起こして最悪死に至ることもあると言うから侮れない。ただ、死亡率はそれほど深刻な高さではなく、日本でかかる危険性もまずないと言って良いそうである。
なお、ブルセラのスペルは「Brucella」。あ、こりゃどう頑張っても「ブルセラ」としか読めんな。でも、あまり日本でメジャーな病気じゃなくて良かったなぁ、色々な意味で。葬式で
弔問客:「あんなに元気だった○○さんがまたどうしてまた急に…?」
遺族:「ええ、『ブルセラ症』で…」
なんて、なんか締まらないもんなぁ。