ひと筆めぐり 【新発見・再発見・摩訶不思議・唯一無二】への楽しみ…

地域に息づく歴史のひと幕にふれ、…遥かなる往時に思いを馳せる

寄せ集めの『供養塔』と『板碑』

2021-09-14 | 石仏
護國山神護寺 (奥西観音堂)…其③
(船井ごおり三十三ケ所霊場 第25番 札所)
寄せ集めの『供養塔』と『板碑』



日本は千年以上の永きに亘って「神仏習合」と云う「神」「仏」が融合し、穏やかな宗教秩序を維持してきました。明治新政府に入り「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」が起こり、神と仏は分離された…此の時、仏教の弾圧が起こる。仏教寺院の仏像・経巻等を破棄され、一定の希釈が始まった過去の歴史を持つ。
園部町神護寺(曹洞宗)が廃仏対象寺となっている。中世・近世をはじめ多様な石造物が現存した寺でもあったがその多くは移設、破壊となったようです。今、寺は廃寺となってしまったが、五輪塔、宝篋印塔の一部があり、これらを寄せ集めの『供養塔』、並んで『板碑』とよぶ塔婆が並ぶ。これらの供養塔は当時の廃仏希釈を語ろうとしている!…その声に耳を傾けるのも面白い。



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