多摩動物園のルネオオランウータン「ジプシー」が死亡しました。
テレビのニュース報道で知る。
(by東京ズーネット)
昨年の今頃、多摩動物園に仲間たちと一緒に遠足に出掛けました。
その折り、「ジプシー」さんとお会いしました。
1958年にボルネオから来園し、多摩動物園で長期にわたって飼育されていること。
4頭の子供を産み、多くの孫たちがいること、そしてボルネオオラウータンとして世界最高齢であること。
動物園のガイドの解説で知りました。
初めてお会いしたのに、何処か親しみが沸いてきました。
そうです、遠く離れた田舎の「おお袋に」に会っているような感じです。
「みんな、達者か?」
「うん、みんな元気だよ」
暫し立ち止まって、そんな会話を交わした記憶があります。
もしかして、「ジプシー」の御主人かしら?
「あなた、そっくりよ」
周囲を気にしながら、家内がそっと呟く。
「捉えどころが、凄いよ。」
「伊達に、夫婦やってんじゃないのよ。」
「スカイウォーク」で遊ぶオランウータンの子供たち
大いに楽しんだ、ある日の遠足でした。
来月中旬に、多摩動物園ウォッチングセンター動物ホールで
「ありがとう!オランウータンのジプシー、映像とお話で振り返る62年」
のイベントが開催されます。
このイベント参加を、家内から誘われました。
万障繰り上げて、参加したいと思います。
オランウータンの飼育担当者者が、ジプシーについて語ってくれることでしょう。
過去の貴重な映像を紐解きながら、ジプシーの歩んだ62年間。
わが人生と重なり合う年代です。
何処からともなく、大粒の涙が湧き出してきそうです。
「ジプシー」さんに感謝しながら、ご冥福を祈り申し上げます。
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