我が家のパソコン上の出来事です。
カエル君と蜘蛛のコラボレーションです。
この蜘蛛、家蜘です。
我が家では、古くからの迷信があります。
「蜘蛛を殺したら罰があたるから止めてね!」
遠い遠い昔の事です
就学前の餓鬼の頃、祖母に言われたことを思い出します。
何故?とその理由すら聞くことなく、
「罰が当たるから」という事だけが記憶に残り、今に至ってます。
かれこれ60数年の月日が経ってます。
事あるごとに、家蜘蛛を保護しております。
今では、家内も古くからの迷信を大事にしております。
この夏休み、孫娘の姉妹が我が家に泊まり込みで遊びにしました。
孫娘の姉が朝の洗顔している時、洗面台に家蜘蛛が飛び降りて来て
朝のご挨拶です。
それを見た姉の孫娘、びっくり仰天、歯ブラシを加えたまま大声上げて、
台所で朝ご飯の準備をしている祖母のところに逃げ込んできました。
「家蜘蛛だから殺してはだめよ!罰が当たるから」
妹の孫娘が興味津々、洗面所に駆け込み
「ピョンピョン,跳ねてる!、可愛い!」
対応が正反対です。
「おばあちゃん、どうして殺すと罰が当たるの?」
「おじいちゃんから教わったの! その理由はおじいちゃんに聞いて!」
その古くからの迷信の解説をする羽目になった。
孫娘二人は、虫が大嫌いの姉と、虫が大好きな妹
保育園で公園に遊びに行った折り、ダンゴ虫を見つけて
ポケットに数匹入れて、持ち帰ってくるほどの妹
その始末に困っている母親がおります。
この好奇心旺盛な孫の質問に、いい加減な回答は許されません。
「実は、おじいちゃんもそのおばあちゃんから聞いた話です。」
それだけでは、この孫は納得しません。
インターネットで検索し、解説します。
出てくるわ、出てくるは!知らないことがいっぱい。
家蜘蛛に関する古くからの迷信のこと。
「朝の蜘蛛は殺すな、夜の蜘蛛は殺せ」
「朝の蜘蛛は福が来る、夜の蜘蛛は盗人が来る」
「朝の蜘蛛は神の使いで、夜の蜘蛛は地獄の使い」
その迷信には、4つの説が存在しているようです。
➀吉兆説:古代の貴人、夜通郎姫が「待ち人来る吉兆だ」詠んでいます。
➁益虫説:朝の蜘蛛はこれから網を張って害虫を捕ってくれるから
③害虫説:夜の蜘蛛はそのまま巣をつくるから
④王の言葉説:この説は意外だった。
朝、鉄器を作り始めの産鉄民は、まだ殺すには早い、
夜、鉄器を作り終えた産鉄民を殺して品物を奪え、ということのようだ。
製鉄品が貴重な時代の事です。王様の言葉と言え、残酷過ぎます。
蜘蛛は糸を張って、小動物を捕食することで知られているが
我が家の家蜘蛛は網を張ることはありません。
黒くて小さい蜘蛛、家中をパトロールして、伝染病などを媒体するダニなど、
人に脅威となる虫を食べて駆除してくれます。
何となく、そうだろうと思っていた通りの解説を検索することが出来ました。
自信を以っての、孫たちへの説明です。
古くからの迷信を孫の世代に伝授することが出来ました。
それにしても、検索ボタン一つで、何でも詳しく知ることが出来る
便利な時代です。
でも、
「黒くて小さい家蜘蛛は、絶対に殺してはいけないよ!」
「なぜ?」
そんな孫との会話の中での、古くからの迷信の伝授の方法は、
検索の中からは見当たりません。
パソコン上に訪れた家蜘蛛に、ブログの投稿の題材にしました。