おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

そして名寄へ

2023年03月25日 | 風景

今年は3人逃げ遅れて、

遠い遠い北の果て、

札幌から320km、

道北という風変わりな土地へ、

半年ばかり抑留されることになり。

浮かない顔のメンツのなかに1人、

久しぶりにアレが食える。

アソコに泊まれる。と、

浮かない顔の下でソワソワしてる奴がいる。

外科で完治と言われたあと、

待合室を通る時みたいにな。

マイ・スリッパも新調した。

ホテルでも汽車でも使える。

竹のがよかったんだが、

い草になってたのが残念。

事前情報で、

これは泊まっとかんとならん!

と思う所もできて。

なんだか幸先がいいわ。

浮かぬ顔はしてみても、

たばこを吸う口角は、

恐らく、誤魔化せていないだろな。

どうもそこだけニヤニヤしちゃう。

あおっ!

空が真っ青だわ。

早朝の雨が塵を落としたあとみたいな、

文字通り、抜けるような青空だ。

最初のころは、

この空に気づくこともなくて。

鬱々として引かれていったもんだ。

道程の大体3分の1。

砂川サービスエリアの、

朝9時の青空。

なぜ9時かというと、

冬季は午前9時から食堂が始まるので。

去年は散々、かき揚げうどんを食ったが。

今年の推しは、

野菜炒め定食(メニュー名は忘れた)。

確か食事券売機の中ほどのボタンだった。

なーんか、うどんも飽きたしで、

野菜でも食うかと、

テキトーにボタン押した(笑

たいして特別でもない、

ごく普通の野菜炒めなんだが。

美味い。

「孤独のグルメ」(テレビのほう)風に

言うなら、いいじゃない。

次回はパパッと、

一味をふってこようかな。

寒いのでソフトクリームはやめた(笑

売店で、ここで使える!

JAFの割引ホットコーヒーを買い、

満足して車へ戻る。

抑留だもの。

交通費など出るわけもなく。

社用車に乗って行けるわけでもなく。

現地には現地の社用車があるから、

札幌のを持っていくな、と。

うぅんもぉ、ケチだなぁ……

抑留される人々に、

だれが花束を手向けるものかね。

みんなソッポを向いてしまうさ。

去り行く者への、

それが礼儀ってものだしな。

誰か行かなきゃならない。

誰も行きたくない。

めいめい自分の車で、

めいめいの速さで高速を駆け抜ける。

僕は毎度、名寄市の知人宅で一泊。

ということにしてある。

特に今年は、

ホテル好きとしては、

泊まっとかな、いかんやろ。

みたいな事前情報があるしで。

来たよ。

来ちゃったよ。今年も。名寄。

もちろん、忘れていない。

士別剣淵で高速終わって、

途中、右側にある商業施設手前の、

ホクレンのスタンドで、

燃料を満タンにした。

ここを過ぎると、もはや、

納得できる価格では買えない。

不思議に安いスタンドはあるが、

不思議な理由があるらしい。

名寄よ。

去年にも増して、

人通りが少なくなったね。

だが、よいニュースもある。

ここから稚内までの公共交通が、

代替バスすらをも諦めた今年からは、

ここ名寄市が、

日本最北端の公共ターミナルとなる。

ここから北へは、

車かバイクか自転車か徒歩しかない。

船舶免許あれば船もアリだが、

オホツクの破壊的な荒波を

越えてゆかねばならぬ。

それでか、ボチボチと、

宿泊設備が増強されつつある。

同僚の1人は、

ビジネスで定評のある

バードイン」に宿をとった。

建物内に飯屋はないが、

近隣の飲み屋で食べ飲みできる、

夕食券がセットのプランもあるそうだ。

同僚はその飲み屋が気に入っている。

僕は「グランドホテル藤花」。

スート・ルームを作ったという、

事前情報を得た。

ニッポンではスイートルームと言うが、

中身を勘違いしてることが多い。

スート・ルーム一般は、

新婚旅行のための部屋でもなく、

金持ち相手の甘ーいお部屋でもない。

ただ、ワンルームという

用途の混在した曖昧な造りの部屋でない、

用途のハッキリした部屋一式というだけ。

新婚さんやお金持ち向けの広いものから、

並みの広さまで様々。

シン・札幌「ホテルエミシア」の、

上階コーナーダブルのように、

境界としての扉を設けず、

ヌックな感じで、

イメージ的にゆるく仕切るような

スート・ルームもある。

ホテル側でスイートですと言えば、

スイートになるのが現状だけど(笑

なので、

ホテル側でスイートと言わないが、

実際はスイートで、

お安く泊まれてラッキー♪なところも。

今はなき「モントレ札幌」がそれでした。

とまあ、

御託を並べてどうなるものでもなし。

「グランドホテル藤花」の

改築スート・ルームについては、

次の記事で紹介しますね。

 


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