ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

時間差攻撃に使用するセミクイック用のトスの高さ(トスアップ後0秒8でスパイクできるトスとは・・・)

2010年08月31日 11時45分46秒 | 攻撃
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ネット上75センチメートルの高さにトスアップ
結論から言いますと、巻頭の図面のとおり、セッターが床上180センチメートルでトスアップする場合、そのボールがネット上75cmに到達するようなトスを上げます。
すると、そのボールはと行くまでに0秒46かかり、セミクイックのスパイクを打つポイントである(ネット上20cm)まで、ボールが落ちて来るまでに0秒8を要するのです。

その時のブロッカーの状態を確認してみよう
このトスアップで、トスアップ後0秒8でにボールが来た時のブロッカーの状態を見てみますと、下図のとおり、Aクイックをマークしてジャンプしたブロッカーは0秒78後に「6」の状態にありますね。だいたいこの状況にあるということになります。

Aクイックをマークしたブロッカーがちょうど着地したところでスパイクできるということになるのですね。

トスの誤差はどのくらい許されるか
ネット上75cmのセミクイックトスがいいとは言うものの、実際には、昨日の記事でもご説明しましたように、ブロッカーも様々な駆け引きをしてきますし、セッターのトスだって、数センチのズレは生じます。
では、どのくらいの誤差まで許されるんでしょうか。
それは昨日の記事でご説明いたしましたように、Aクイックをマークしたブロックがネットより下にあれば、良しと考えます。
上の図で言いますと、「4」~「8」の状態にブロッカーがある場合なら可。ということになります。
つまり、トスアップ後0秒54~1秒03の間であれば、概ねブロックはネットより上に手を出せない状態がある・・・・というように認識しておきます。
この間、約0秒5ですが、この範囲内なら、誤差が生じても大丈夫ということになるのです。

以上です。明日は、この時間的に可能とされる誤差が、実際のトスの高さではどのくらいの誤差になるのかについて、お話ししますね。
では、またよろしくおねがいします。

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