はじめに
サーブレシーブやスパイクレシーブのボールが相手コートにまで返ってしまうという場合があるので、それを修正する練習方法はないかという話が寄せられたので、その方法を御紹介しようと思います。
練習効率を上げるために、選手にその原因を理解させ、修正のポイントを示したほうがよいと思いますので、本日まで、御相談のような事態が生じる原因についてお話し、明日から、修正のための練習方法をお話したいと思います。
原因その2・・・腰を落とすということへの勘違い
バレーボールのレシーブでは腰を落とせとよく言います。
低い位置からボールを見たほうがいいということや、落ちて来るボールに対してボールを一緒に体を落としていたのでは間に合わない場合があることとか、ボールをコントロールするためにも都合がいいとか、理由はいくつかあるわけです。
ところで腰を落とすためにはどうするかというと、これは膝を曲げないとダメなんですね。
これが、初心者には結構難しいわけです。
腰を落とせと言いますと、下図の黄色シャツの選手のように腰を曲げて目線だけ低くして構える場合があるのです。
膝は曲げずに、目の高さだけ低くしようという魂胆ですね。
このような手抜きをしていると、膝を使ってボールを送りだせないために、どうしても腕を振ってアンダーレシーブする癖が抜けません。
腕を振ってコントロールする癖が生みだす問題点
レシーブの時、腕を0→1→2と振るということになると、ボールも動いて来る、腕も動くという具合で、両方が動きつつ、どこかで腕とボールが衝突するという感じのレシーブになってしまいます。
ですから、どの状態でボールが当たるかが一定ではなく、ボールにスピードがある時は●の位置でヒットし、激しくくると思っていたスパイクがほんの少し遅めだったというだけで●の位置でヒットするというようなことになりかねず、これではレシーブしたボールがあっち行ったり、こっち行ったりするわけです。
膝を折り、腰を落とし、腕は振らずに角度を決めて出し、面を作って待っておくだけというアンダーレシーブを習得する必要があります。
面を作って置いておけば、少々サーブやスパイクのスピードが異なっても、ヒットする場所は同じであり、返球されるボールもだいたい同じになるのです。
スパイク練習で体育館の壁に向かって行う、壁打ちありますね。
あの壁のように一定の面を作っておけばボールは必ず同じような軌道を描いて同じ場所に返って行くものなのです。
腕でコントロールするのではなく、面を作っておいておくという意識が大事です。
明日はいよいよ、修正の方法を御紹介します。
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