ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

センター攻撃に対する守備

2010年07月29日 11時45分07秒 | レシーバーのプレー

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Aクイックはクロス側にブロックを張り、ストレート側をレシーブする
Aクイックに対する守り方は、打球の激しいクロス側をブロックして、ストレート側の引っかけをレシーブしたほうがよいと言われます。
一応、そのような守り方をします。
しかし、クロスを止めに行っても、そのまたさらにクロスを抜かれたり、中衛センター辺りまでは結構厳しいスパイクが来たり、引っかけを拾うと言っても、なかなかコースが鋭く、しかもヒッティングポイントから、レシーブ位置までの距離が短い等の理由もあって、打たれるとなかなか対応するのは厳しいという面があります。

遅めのAクイックだと、ストレート側にも激しいスパイクが来る
 
一口にAクイックと言っても、打つタイミングが極めて速いものから、ちょっと遅めのものまで様々です。
 
 速いクイックの場合は、アタッカーのほうがトスアップより先にジャンプしているため、セッターのトス次第で打つコースが決まってしまうというようなところがあり(攻撃のところで詳細はお話します。)、ストレート側には引っかけた感じのやや緩い打球が来ることが期待できます。

 しかし、遅いクイックの場合は、トスアップを見てからアタッカーはジャンプするという感じで、スパイクのタイミングはアタッカーが合わせますので、ちょっとコースを見極めて自由に打つことができるのです。
 そのためストレート側と言えども、ブロックを抜けると激しいスパイクがきます。

遅めのAクイックへの対応
 遅めのAクイックについては、リードブロックで、しっかりマークして自由に打たせないということが、大事だと思います。
 レシーバーは一応、図のとおり基本的なレシーブ位置にポジションを取りながら、スパイクされる瞬間はブロックの脇からボールが見える位置にポジション調整します。
 また、ブロックの準備のためネット際にいた中衛レフトや中衛ライトなどで、Aクイックのブロックに行かない選手は、相手チームのAクイックのトスアップを見た瞬間、1歩でも2歩でもできる範囲でネット際から下がって、レシーブ(実際はちょっと手を出す程度のこともあります。)に参加し、超クロススパイクをレシーブする意識を持つことも大切です。

Aクイックとセミとほとんど同じ位置でポジション取りする
基本的なポジションは下図のような感じで、中衛センター、後衛両サイドの二人が突っ込んで行ってレシーブします。
ただ、時間差等で相手のアタッカーがセミを打って来る時は、当然、Aクイックの場合と時間差のセミとではブロックの付き方が異なるわけですから、それに併せて、レシーバーも場所の微調整したり、マークするボールの意識(スパイクか、ワンタッチボールか、フェイントか等)も変えていかなければなりませんね。


おわりに・・センター攻撃への対応は技術より、気迫
レシーブするというより、ボールを体のどこかに当てて上に上げるという感じで、床にへばりつくくらいの低い姿勢でレシーブに行きます。
実業団のチームですが、Aクイックに対して、バックの3人(6人ブロックなんです。)が飛び込んで、オーバーで捕まえる感じで上に上げていたチームもありました。
オーバーパスの状態の手はすばやく動くし、レシーバーはボールが顔に当たらないよう真剣ですから、低い位置から取りにいけば、オーバーの手のどこかに当てて、次につなげることができるのですね。


以上です。なんか、文章にすると、なんとなく難しそうに見えるのですが、言ってることは、みなさんが既に実行していることも多いと思います。とにかく、一応、守りの分担を決めてポジションについておいて、そこからは選手個人の判断でブロックやアタックの状況を見ながら守り、とにかく、ボールを上げさえすればいいという話ですからね。
ほんとに、バレーボールは奥が深く、難しい面があります。でも、難しく考えすぎてもだめですから、チーム事情を斟酌しながら、効率いいバレーを展開してほしいと思います。


こちらにも、他のバレーボール愛好家の記事がありますよ。どうぞお立ち寄りください。 にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへ
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