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バックライトが相手レフトオーブンのストレートスパイクをレシーブする位置は、人間の反応速度で対応できるか否かのぎりぎりの場所です。
っとなると、コントロールしてボールを上げるのは難しい。
そこで、やっているのが、次のような方法です。
ポジションの取り方
上の図を見て下さい。
バックライトの選手は上の図の「8」の所に構えている黒いシャツの選手です。
この選手はコート右側のラインに足がかかるくらい、ライン際いっぱいに詰めているのがお分かりでしょうか。
これ、バックサイドの基本の一つです。この位置に構え、ほんの少しコートの内側に向く感じ(ほんとに、相手レフトオープンスパイカーの右肩のほんの少し右肩側を見る感じ・・)で構えます。
実際のプレー方法
その1・・・バックライトは体の右側に来たスパイクボールを捨てる
実際のプレーですが、まず、レフトオープンのストレートスパイクに対して、バックライトのレシーバーは正面ないし左側に来るボールだけレシーブします。
で、ライト側に来たボールには手を出さず、見送ってアウトにします。
その2・・・体の右側に来たボールを捨てる理由
このポジションで示す縦位置というのは、昨日アップした記事「スパイク攻撃に対するレシーバーのポジション取りの例」の原則に基づき、スパイクボールが来る確率の高い縦位置をキープしたものです。
このポジション、時速90kmのスパイクの場合であっても、下図のとおり、体の周りに来たボールに対して一歩も動かずにレシーブできる可能性があると考えられるポジションです。
それなら、もう少し内側に守って、左右ともレシーブできるようにしたほうがいいではないか?という疑問が湧いてきます。
しかし、上の図の黄色いハート型のレシーブ可能範囲ですが、この範囲であっても、左右の場所の違いによって次のようにボールが返っていく方向が異なるのです。
体の右側・・・・・レシーブしたボールは、体の向きに対して斜め右方向
に飛んでいく可能性が高い。
体の正面・・・・・レシーブしたボールは、正面方向に跳ね返っていく可能
性が高い。
体の左側・・・・・レシーブしたボールは、体の向きに対して斜め左方向
に飛んでいく可能性が高い。
レシーバーの体は相手のレフトオープン方向を向いているでしょ?
その状態で体の右側でレシーブしたスパイクボールが、斜め右に上がっていくとなると、ボールはコートのライト側の外のほうに行ってしまい、せっかくレシーブしても、次のポールをカバーしてもらいにくいのです。
その3・・・正面及び左側に来たボールだけレシーブするメリット
正面だとブロックを終えた選手の所や、最悪でも相手コートに返球されますし、左側に来たボールをレシーブすると、味方のコートの中に向かって返球されますから、かなりの確率で他の選手が次のボールを二段トスにつなぐことが期待できますね。
正確に反応しているわけではないのですが、右側のボールには手を出さないプレーが瞬時にアウトボールを選球しているように見え、正面や左側に来たボールについても、レシーブのボールをコントロールしているわけではないのに、瞬時に味方選手に向けて、コントロールしてレシーブしているように見えるバックライトの裏ワザでです。
よく、「レシーブは外から内、後ろから前」っていう人がいますでしょ。あれは、左右両方、前後両方に動くより、前と左のみ(または右のみ)、という具合に一方方向に動くように決めていたほうが、反応がよく、成功確率も上がるからだと思うのですね。
以上、正確にできないプレーを利用して、仲間のいる方向にボールを弾こうという裏技の話でした。
今日はここまでです。ありがとうございました。
こちら↓にも色々とよい記事がありますよ。どうぞお読みください。
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こちらに返信で失礼します〓
動画の件、1件しか見れませんが、どうぞ使って下さい
なかなか難しくてコメントできませんが、
磯野さんの記事で勉強させてもらってます
これからもヨロシクお願いします