ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

魔球のレシーブ(その2・・・守備範囲を広げる二つのワザを習得する)

2012年06月06日 07時01分22秒 | レシーバーのプレー

はじめに
KINAKOさんからの情報によると、下図のとおり、緑シャツのバックプレーヤーはバックラインで強打に備え、中衛センター(黒シャツ)はブロックの後ろでワンタッチやフェイントをレシーブするのと、2段トスを上げるプレーをするということでした。

で、その場合○→●で示したような当たりそこないの魔球がコートの真ん中に落ちるとき、チームの誰も拾えないということです。

緑シャツのバックプレーヤーは強打に備えて踏ん張っているし、黒シャツの中衛センターは、オープントスとともにスーッとブロックの後ろに入って、フェイントに備えるからスパイクの当たりそこないにまったく対応できないのだろうということですね。

そこで、このような場合の対策を考えようというものです。

レシーブ範囲を広げるための技を習得する
要は、この話は、レシーブ範囲を広げようというお話です。
従来のアンダーのレシーブだけでは補えない状況に至っているのですから、アンダー以外で対応するプレーを身につけていただくのがよいのです。

修得していただきたいのは、オーバーカットと床に手を敷いてボールをつなぐというプレーです。
この二つを習得すると、レシーブ範囲が一気に広がります。

下図を見て下さい。

黒シャツの中衛センターの選手はオーバーで魔球に対応できる位置でレシーブポジションを張り、そこからワンタッチやフェイントのボールも拾いに行くというプレーを行うのです。

KINAKOさんは、元々バックの選手ということは動きも俊敏、コースに入ってカットもでき、比較的速いボールにも強いはずだと思うのです。

そこで、オーバーカットを習得していただき、アタッカーがスパイクを打つ瞬間には従来より、ほんの少し後ろでポジションを取り、魔球が来た場合はオーバーで処理します。

フェイントがなされたら、図のとおり、腕を床に敷いてボールをバウンドさせ、これをブロッカーにトスアップしてもらいます。

ワンタッチのボールはフェイントよりちょっと上に上がりますから、飛び込んでアンダーでトスアップします。

以上のプレーを行うために、従来のアンダーでのレシーブのほかにオーバーカットと、手の平を床に敷き手の甲にボールをバウンドさせてボールをつなぐプレーを習得していただきたいのです。
このプレー、もちろんバックの選手にも修得してもらうことでチームの守備範囲は一気に広がります
本日ここまでです。
明日は、ポジションの取り方についてお話します。

当ブログのCM
付録1・・・・当ブログ応援のお願い

blogramランキング参加中! ←応援(クリック)していただくと嬉しいのですが・・・。
こちらでは当ブログの見どころやバレーボールの人気ブログを紹介中です。どうぞ、ご覧ください。

にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへ
にほんブログ村
付録2・・・・当ブログの特徴について
宮崎県出身の転勤族です。好きな食べ物はウナギのかば焼き。鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々としてきました。お盆と正月くらいしか宮崎県に戻れなかったのですが、昨年宮崎県に戻って来たのを契機に、宮崎県をはじめ各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等を紹介してみることにしました。
カラーシャツ(白シャツ、青シャツ、赤シャツ等色違いのシャツ)の棒人間の図面や動画で分かりやすく説明することにベストを尽くします。

ボールにきちっと手を当てたい。そしていいスパイクを打ちたい、いいサーブを打ちたい、ブロック上達したい、レシーブ上達したい、とにかくバレーボールで上達したい,ベストを尽くし一発当てたいという方のために、色々な情報交換の場にしたいのです。
日本を代表する格闘技である柔道の選手が柔道着をバレーボールのユニフォームに着替えて活躍した事例等、
上達したいという皆さんの期待に沿う記事をアップします。現在5つのカテゴリでトップを採っているほか、お盆や「格闘技(お盆や格闘技の記事は少ないですが・・・)のカテゴリでもランクインしています。

皆さんには、マラソンの有森裕子さんのように、地道に頑張る大器晩成、勝負どころでベストを出せるタイプの選手を目指していただきたく、初心者向けの記事や初心者が頑張っている記事をアップしたいと思います。

その他、夏休みの避暑地としてベストな宮崎県と鹿児島県境の霧島、日本一の焼酎会社霧島酒造等で有名な霧島、温泉や観光でベストな霧島の記事をアップアさせていただきます。

 



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KINAKO)
2012-06-06 13:57:25
『魔球』を取り上げていただきありがとうございます。言葉足らずの依頼でしたが、私たちのt-ムの現状など図解で、よくわかりました。

私は、オーバーカットが苦手で、どうしても、アンダーレシーブでカットすることが多く、サーブカットは下がりぎみでカット、フェイント、ワンタッチには、前の方に突っ込み、両極端な動きなのかもしれませんね。
両サイドの選手は上手いので、私に動きをあわしてくれている状態なんだと思います。
今の動きと守備範囲では、限界がくるでしょうね。

今回の新しいポジションのフォーメーションでは、下位ブロックですが、先週、良い成績を残せたので、しばらくは、私は中センターになるようです。(いっぱいフォローしてもらいました(汗)) 練習中、コーチにも前にあがりすぎるなとよく言われています。
 やはり、オーバーカットは 中センターは必須…なのですね。(涙)

よろしくお願いいたします。


返信する
KINAKOさんへ (磯野)
2012-06-06 18:13:07
大丈夫です。
順を追って練習すれば、必ず克服できます。
中衛センターは、チームの中心。自由に守って他のメンバーがそれに合わせてフォローしていく感じでいいのだと思います。
チームメートやコーチの期待に応えられるよう、まず、姿勢を示してチームの士気を上げるというだけでも十分中衛センターの役割を果たしていると思うのです。
頑張ってください。
また、オーバーカットも当たりそこないの魔球に対応できればよいということになれば、強打をレシーブするというより比較的簡単かもしれません。強打を捨て当たりそこないにだけ的絞ってオーバーでカットするようにしたら、結構行けるのではないでしょうか?

とは言え、練習は大変は大変だと思うのですが・・・
返信する
Unknown (KINAKO)
2012-06-06 22:42:30
私たちは、下位ブロックなので、ブロック入れ替え戦では、レベルがよく似たチームと対戦になります。メンバーのセミ二人が、全力フェイント(魔球)が強い武器だったりも(笑)していますから。
バンバン強打を打ってくるチームもいますが、魔球もあったり、なかなか拾いにくかったりします。

少しづつ、オーバーカットできるように、意識していかないとだめですね。

ブロックワンチをカットする位置取りとは
また違うのでしょうか?

返信する
KINAKOさんへ (磯野)
2012-06-07 18:17:38
ブロックワンタッチのボールは、ブロックがきちっとできているということであれば、相手アタッカーがボールをヒットしてから当方レシーバーがボール処理するまでの時間は、フェイントや魔球よりも余裕があるわけです。

ただ、イレギュラーになって来る場合もありますので、一応赤シャツ位置でポジションを取り、そこからワンタッチしたボールを見てそれを追いかけトスアップにつなげるということになりますね。

安定感のあるエースアタッカーが自分たちのチームにいる場合は、ブロックも敢えてワンタッチで自分たちのチームにボールをもらい、二段トスで切り返すという戦術もあります。
返信する

コメントを投稿