ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

サインプレーを使おう(その4・・・・22パターンの攻撃を簡単に使い分ける裏ワザ)

2011年06月18日 08時03分55秒 | 攻撃

はじめに
9人制バレーボールのポジションを自由自在に変更しながら、チームが意思疎通を図り一丸となって攻撃するのに好都合のサインプレー。

数パターン準備しておくと都合がよいのですが、パターンが増えると味方選手でさえ理解できなくなるという選手がいます。
しかし、そこもちょっとした工夫をすることで、十分対応できるものなのです。
その方法の一つが前回の記事
サインを使おう(複雑そうに見えて以外と簡単なサインプレー) から御紹介している、センター攻撃と両サイドからの攻撃というように大きく攻撃を区分分けした上で、センター攻撃については移動攻撃を交えた時間差攻撃のパターンを作り、両サイドからの攻撃については、平行かオープンかの選択ができるようにサインを決めるという方法です。

で、今日は、20代のころに所属したチームで使っていた、残り4パターンの攻撃方法を紹介しますが、前回の分も合わせますとセンター攻撃が6パターン。
そのうち、5パターンについてはレフト側からの攻撃がそれぞれのセンター攻撃のパターンに対して平行にするかオープンにするかの2パターンのうちから攻撃方法を選択でき、ライトのほうは6パターン全部についてオープンにするか平行にするかの選択ができるわけですからその攻撃パターンは

(5×2)+(6×2)=22パターン

の組み合わせができるということになります。
しかし、ここで「使いきれない・・・・」とあきらめないでください。
これを使い分ける方法をこれからお話していきますので、決して無理な話ではありません。
現に、今回宮崎で立ち上げたチームの新セッターにも1回の練習で8パターンの攻撃を理解させ使えるようにいたしました。
年中練習しているチームで22パターンの入り方を覚えて使い分けると言ってもそんなに難しいものではないのです。

では、まず、残り4つのうち2つの攻撃パターンをご紹介します。

2番
「2番」のサインで上げられるトスは、赤線で示した前衛レフトへのBクイックと前衛ライトのレフト側のセミですね。中衛レフトと同ライトの選手には、平行トスかオープントスかを別途要求させます。 

 



3番
私たちが一番使っていたのが、この3番という攻撃だったのですが、前衛レフトがAクイック、前衛ライトが回り込んで時間差のレフトセミを打つという攻撃です。
他の攻撃と同様、3番のサインプレーでは赤線で示したトスに従って前衛の両サイドが走り込む時間差攻撃を仕掛けるだけで、中衛両サイドの選手に上げるトス(青線で表示)は、アタッカーが平行にするか、オープンにするか要求して打ちに入ります。

攻撃そのものは、比較的シンプルで、アタッカーも入りやすいものです。
後は、どのようにお互いがコンタクト取って入って行くかということになります。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど (ポン)
2011-06-19 10:57:18
なるほど。一見数が多く出来るかなと思いますけど、前衛レフト、ライトに上げるトスが分かっていれば、両サイドは平行かオープンということで、セッターとしても無理なく出来そうですね。要は前衛レフト、ライトがどういう攻撃をするのかってことですもんね。一つのサインで複数攻撃の幅があるってのはとてもいいですね。覚える方も苦ではなさそうですし。

これ練習します。
ありがとうございます。
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ありがとうございます (磯野)
2011-06-19 11:42:10
ポン監督のお墨付き貰った感じで、とても嬉しく思います。
ありがとうございます。
ブロッカーの状況見ながら、自由自在に使えるようになりますので、是非登用した後のレポートもお願いします。

それと、私だけでなく、せれママさんやユンユンさんが楽しみにしている「セッター心理」も時間が空いたらお願いします。

いつも、ありがとうございます。
返信する
攻撃は多いほうが^^ (せれまま。)
2011-06-19 19:03:12
いいですもんね^^
これに慣れてくると、セッターとのコンビでコールしなくても人を見て、攻撃体制に入れたり、「A~セミ~」と呼びながらBクイックしたりと。
チャンス時だけ、有効攻撃したりと^^
これがビシビシ決まると最高ですよね!
レシーバーやセッターも上げたかいがある!って感じで。
強豪チームは声だしはしますが、サインコールはほんの少しで、ないところが多い感じがします。
ブロックをできるだけ減らしたいですしね^^

チームにあったサインプレーが1番です。
わたしも、22サインこなせる選手になれるよう頑張ります!
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コメントありがとうございます (磯野)
2011-06-19 22:56:35
いつも、コメントありがとうございます。
鹿児島のママさんに速攻のサインプレーを指導した時は、「ゆっくりゆっくり」というコールで「B前」、「大きく大きく」でライトオープンに「平行」を打たせることとしていましたが。
いつも、顔を合わせるママさんバレーの対戦相手には、サインを読まれないようにするってのも大切ですね。

っとなると、せれママさんが言われるように、あうんの呼吸で、ごまかしつつ攻撃したり、サインコールなしで攻める方法を考えたりと、その辺の工夫が大事になってくると思います。

ポン監督やせれママさんを始め、使っている攻撃について、工夫している情報がありましたら、是非、御教示いただきたいものです。

ところで、先般の鹿児島との練習試合の後、ポン監督の助言に従い、私、AクイックとBクイックを打ちに入ることにしました。近日中に練習動画アップしますから、またアドバイスをお願いします。

私のAをおとりに23才の経験者が時間差のセミを打つことになっています。
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そうですか (ポン)
2011-06-19 23:28:58
練習動画楽しみにしています。磯野さん人がいいから、私に気を使って時間差をやるとかは無しでお願いしますね。バレーボールは磯野さんの方がよっぽども熟知されていますから。

それと、セッター心理は作成していますが、出来る限り初心者よりの視点でいこうかと思っています。磯野さんには当たり前と思われるかもしれませんけど、その辺は多めに見てください。時間の都合もあり遅くなり申し訳ないのですが、7月中には提供しますので。
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いえいえ (磯野)
2011-06-20 18:25:08
ポンさん、大丈夫ですよ。
人は悪くないと思いますけど・・・勝負にはシビアなので、アドバイスに納得しての対応ですから。
センター攻撃の経験もありますので、一応どのようにすればいいのかの理屈は分かっているつもりなのです。問題は、思ったとおりに体が動いてくれるか・・・・と、いうところだったのですが、まあ、なんとかクイックは打てましたし、時間差も成立したので(まあ、エースが時間差に入るわけですから・・・・)大丈夫だとは思っていますが、気付いた点があれば、御教示願いたいのです。

勝つためには、なんでもやるというのが、私のモットーなので、よろしくお願いします。
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素晴らしいですね。 (ポン)
2011-06-20 20:50:50
磯野さんのモットー最高です。

ところで、今週末26日は私のチームも大会があります。ゆんゆんさんも大会があるようですね。皆で最高の報告ができるといいなと思っています。お互い頑張りましょう。

サインプレーの習得は大会後本格的に取り組もうと思います。
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ですね~ (磯野)
2011-06-20 21:30:38
皆でいい報告したいですね。
ここで、情報交換して、リアの試合に活かせて結果出せたら嬉しいですね~。

頑張りましょう。
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