ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

その24・・・セッター直撃スパイクが打てると、レフト側セミクイックが打てる裏ワザ練習その2

2014年02月05日 07時30分00秒 | アタック練習

はじめに
さて、ここでは単刀直入に話を進めて行きますので、不明な点があったら、また御質問ください。イメージふくらまして読んでいただくと助かります。
では、始めます。なお、ここで大切なのは、セッター直撃スパイクをしたときのトスに対する助走角度、助走位置、トスの見方、身体の使い方、スパイクする方向などをしっかり体に覚えさせ、それと同じ動きで最後まで練習して行くことです。セッター直撃スパイクができれば、そのままレフトセミが打てるということをしっかり意識して取り組んで下さい。

第2段階のダイレクトスパイク
最初の友達との練習でかりんさんが気持よく打てた第2段階のダイレクトスパイクをもう一度思い出してください。

上記図のとおり黄色シャツ位置から走り込み、ピンクシャツの友達が上げた噴水トス→●を、赤シャツ位置で→●のとおりスパイクしました。

セッター直撃スパイクを打つ
第2段階のダイレクトスパイクを基盤にして、ここから、下図のとおり、赤シャツ状態から黒シャツ状態のように左に捻りつつスウィングし、セッター直撃のスパイク→●を打つようにします。

ここまで御理解できますね。

念のため、自宅でスウィング練習をした時の壁の位置も意識したネット位置を黄色で示しておきます。下図のとおりです。


これが、できると、もう、ライト側、第4段階(下図黒シャツ位置からのトス)のダイレクトスパイクもかりんさんが悩んできたレフト側噴水型セミトスも克服できてるのです。

ここから、イメージを膨らませて、トス方向、ネット位置、スパイクを打つ方向をしっかり把握してくださいね。

第4段階ダイレクトトスを打つ
セッター直撃ダイレクトスパイクが打てたら、ここから第4段階のダイレクトスパイクを打ってみます。
その種と仕掛けは次のとおりです。
まず、先ほどのセッター直撃スパイクに従来のネットを黄色で示した図をお見せします。

上記図のとおりです。

で、ここにですね、下図のとおり斜め45度に青線を引きます。

おわかりですね。
さてここから、さらに一工夫します。上記図を45度左に捻るのです。
すると、下図のようになります。

ここで、イメージふくらませてください。
黄色線を無視して、青線をネットだと考えてほしいのです。
ネットの正面の向かい側から来る噴水トスをライト側から走り込んでダイレクトスパイクし、クロス方向に→●のとおりスパイクしてますでしょ。
前回の練習で打てなかった、第4段階のダイレクトスパイクを打てるのです。

一発でできた場合は、この段落の記載は無視して構いませんが、うまく行かないときの修正コツは、斜めに助走したのち、踏み込み時点で足先がネットの方向を向き、その時の両つま先を結んだ線が概ね青線ネットに平行になるくらいにし(若干右足のほうがネットに近いくらいでも大丈夫ですが・・・)、その上に素直に上体を乗せた状態か、若しくは、若干上体のほうが左が前に行くくらい(つまり上体は足の向きよりやや右にねじられた状態)で踏み込むのです。

レフト側噴水型セミを打つ
第4段階のダイレクトができたらそこからいよいよ、待望のレフト側噴水型トスを打ってみます。
まず、セッター直撃スパイクの図をもう一度見てみます。


もう一度確認しますが、上記図の黄色はネットであり、自宅の壁際スウィング練習では右側の壁となっているところです。

この図にですね、下図のとおり、赤線を入れます。

この赤線をネットとイメージしてください。
この状態で、ライト側で練習して来たセッター直撃スパイクを打つのです。
分かりやすくするために
上記図を右に45度傾けますね。
下図のようになります。

黄色と青の線は無視してください。
ピンクシャツを本来のセッターと考えます。
かりんさんは黄色シャツから赤シャツのとおり走り込んで、正面からトスが来るように、ボールを捕らえ、黒シャツのように、やや左に体を捻って、ライト側で練習して来たセッター直撃スパイクを打つのです。

このスパイクは、レフト側噴水トスをクロス方向にスパイクするというセミクイックになります。
以上です。

おわりに
ライトの第2段階のダイレクトを少し発展させ、セッター直撃スパイクを打つことができればレフトセミは克服されるのです。

かりんさんの場合の修正のポイントは踏み込む時の体と足の向き、それからトスを見る方向にあります。
正面から来るトスはうまく捕らえられているので、まずジャンプ時にはトスが正面からくるように見える方向に体を向けてジャンプします。
ただし、体がジャンプする時、右回転しないようにするため、足のかかとを結んだ線よりもほんの少し両肩を結んだ線のほうが右回りにずれてる感じで踏み込んだほうが良いと思います。
逆に踏み込みの時点で上半身を左に捻って右肩をネットに近づけようとしていると、ジャンプ動作に移った瞬間右肩がネットから離れて、ボールに手が届かなくなります(元々の問題点ですね。)頑張ってください。
また、不明な点は御質問ください。
以上です。













































 

次回は、この練習を確実に進めるもう一つの方法をご紹介します。


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