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夏に私が、聴きたい曲「夏休み」。(動画もどうぞ~)
少年時代
この曲、私に少年時代を思い出させてくれ、暖かい気持ちにさせてくれる大好きな曲なのです。
私の少年時代は、田舎の一軒家での生活でした。
夏休みになると、とにかくよく遊びましたね。自由研究は母にお願いしておいて・・・。
昼間は毎日川遊び、麦わら帽子と水中メガネは手放せなかった。
夜は家族全員(両親、妹、弟に私の5人なんですが・・)で、物干台にゴザ敷いて寝っ転がり、満点の星を眺めながら、父が昔話をしてくれるんですね。
で、私たちが「オオオ~~ッ」って感動すると、父の調子はますます上がり、父が子供のころのエピソードから怪談まで、次々にワクワクドキドキの話が登場するのです。
その中に、何十年、何万年もかかって地球に到達するという、星の光の話がありました。「今夜、星を出発した光が、何十年も経って、お前たちが大人になった時に地球に到達するんだぞ。」っていう不思議な話でした。
そして今
そして今、その父はもう他界しました。
田舎の家を引き揚げ、私は転勤族となり、麦わら帽子や、トンボや、水中メガネやカエルとは縁のない生活を送るようになりました。
年を重ねるにつれ、生活は落ち着き、楽になっていきます。
一方で、それまで意識していなかったものが、いつのまにか一つ消え、二つ消えし、その中にはかけがえのない大切なものもあったことに気付きはじめました。
そんなことに気付き始めた矢先のことでした。私はかけがえのない弟をも病気で失ってしまったのです。
これは、私にとって悔やんでも悔やみきれない、一生の不覚となりました。
今ですね、父があの夏の夜、星の光の話をしてくれた意味の深さをじんわりと感じるのですね。
練習終えて体育館の外に出た時など、たまに夜空の星を見るんですね。
すると、少年時代、田舎の一軒家でワクワクドキドキの日々を過ごしたころにタイムスリップして、隣には幼い妹や弟がいるような不思議な感覚に陥ります。
星空を眺めると何とも言えない懐かしく優しい気持ちになれるのは、少年時代、家族みんなで星空眺めたあの夜、あの時に、同じ宇宙空間を飛び続けていた星の光たちが、今私に降り注ぎ、父や弟からの「ずっと見てるぞ~」っていうメッセージを私に伝えてくれているからではないかと思うのですね。
いや、あの夜の草木や虫たちをも含めた故郷のメッセージかもですね。
で、今年のお盆は、2年ぶりに故郷に帰ります。お礼と報告の里帰りです。
こちら↓にも、他のバレーボール愛好家の記事がありますよ。どうぞお立ち寄りください。
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熊木杏里 - 夏休み(吉田拓郎)
おわりに・・・
今、こうして思い返すと、私の家は「大草原の小さな家」の雰囲気が漂う、なかなかのものだった気がします。
父や弟の生き様や残された家族への想いというのは私たちの中で脈々と生き続けているんですね。家族の温かみの大切さ、それを体験させてくれた田舎の夏休みに感謝しつつ、今私は、妻を慈しみ、一人娘を温かく見守っていきたいと思うわけであります。
そそ、このブログを始めたきっかけもですね、セッターだった弟と「各上のチームをどうやって倒すか」って、夜通し話して練り上げた戦術を記し、弟と同じ空間に身を置きたいという私のささやかな想いによるものなのです。
そんなわけですので、拙いブログではありますが、これからも、どうか、よろしくお願いしますね。
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