ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

失敗の報告に来た部下への態度

2014年12月28日 20時55分35秒 | バレーの哲学

失敗の報告や相談に来た部下の言動に対して、上司たるもの絶対に驚いてはいけません。

そういう報告や相談に来る人というのは、報告や相談に至るまでに色々悩み苦しんで来るものです。
事案が重大なものであればあるほど、悩んで、苦しんで、そして恐る恐る打ち明けるのです。

そうした相談や報告に対して、これを受けたものが
「エーッ」とか「なんだって?いったい、どうなっとるんじゃ!」
等と驚いたり怒鳴ったりしては絶対にいけません。

そういう反応示したとたんに相談や報告に来た者は
「あ~・・・やっぱり大変なことをしてしまったんだ・・・」
と落ち込んでしまい、恐怖におののき、その先の相談をすることができなくなったりします。
こういう事態は報告や相談の案件が重大であればある程起こりやすくなります。

こういう時に重要なのは、まず、その重大な事案を正確に把握し、勝負の方法を考えることです。
そのためには、相談者や報告者の一番言いづらいミスの部分をしっかり聴きだすことが必要です。
叱り飛ばすのは後回しです。
まずは
「あ、そう・・・。それで?」
っと、当たり前のように聴いて、軽く受け流すのです。
すると、相談者は一瞬キョトンとなりますが、安心して次を話し始めます。

指揮者たるものうろたえてはなりません。
うろたえるというのは集中力も欠きますので、判断も誤りやすくなります。バレーボールの試合中のメンタルと同じですね。
まずは、相談者や報告者を安心させ、しっかり話を聞き、できれば自分でも現場を見ておくということが対策を練る上で有効な第一歩となります。
これ、難しいと思われるかもしれませんが、割と簡単です。
いつでも「あ、そう。それで?」というようにしさえすればいいのですから。
部下が深刻な表情で報告に来たのを見たら、「あ、そう・・・それで?」という準備をして、何を聞いても機械的そう答えておけばよいのです。
その一言が、報告者や相談者を救うこととなり、そこから、事案終息のための対応が展開されることとなります。

結論

悪い報告や相談をする人に対して驚いたり怒ったりするな。

っということです。


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