ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

コンビネーションに使いやすいAクイック

2010年08月23日 11時45分44秒 | 攻撃
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 攻撃の起点となるAクイック
スパイクを打つとなると、セミトスや、平行トス、オープントスであれば、アタッカーがトスを見てタイミングを計り、ブロックも見ながら、かなりしっかりしたスパイクを打つことができるわけですが、コンビネーションを使ってブロックを崩すということを考えるなら、最低限Aクイックがあったほうがいいですね。

もちろん、Bクイック、Cクイック、Dクイックなどもあったに越したことはないのですが、比較的簡単にできる(といっても、ちょっとは難しいのですが・・)Aクイックを手に入れることができたら、ずいぶん楽になると思います。

ノーブロックでAクイックを打つには
巻頭の写真はノーブロック状態でAクイックを打っています。下記の写真もほぼ、ノーブロックです。
なぜ、このような状態にできるかというと、実は、次のような状況があります。

セッターのトスアップ前にアタッカーはジャンプ
セッターがトスアップする前にアタッカーはジャンプを始めています。そのため、ブロッカーもトスアップ前にジャンプしておかないと、スパイクボールに手が届く状態でブロックすることはできません。

高さやパワーがあるというアタッカーの場合、高いヒッティングポイントまでブロックが到達するのに時間がちょっとかかりますので、その場合は、やや遅めのAクイックのトスであっても十分にコンビネーションとして使えます。

時間差攻撃のセミや平行等のトスと組み合わせて使う
実は、このAクイックにブロックに行ってしまうと、そのブロッカーは次に仕掛けてくる時間差攻撃にはブロックに行けないという状況が生じるようなコンビネーションの中でこの速いAクイックが使われています。
ブロッカーが、相手攻撃は、クイックかな…時間差かな・・・と迷っているうちにやられてしまうっていうこともありますね。

相手ブロッカーをセッターのフェイクで引っかける
セッターは、トスを上げる方向が相手ブロッカーに読まれないようにするということを考えますが、そこからさらに一歩進んで、相手ブロッカーを自分の思ったとおりに動かすような、フェイクをかけます。
ブロックに跳ばせるように仕向けるか、あるいは跳ばせないように仕向けるか、状況によって使い分けます。

下の写真の向こう側のチームは全国でもトップレベルにあった強豪ですが、はまるとこういう技が通用するのです。この場合は、ブロッカーをジャンプさせないように仕向けたのです。その話は、後日詳しくお話します。
セッターのトスワークを考える上でのヒントになると思いますから・・。


このフェイクは、手前のセッターが得意とする技なのですが、比較的簡単なものです(これはほんとに簡単です。)。
ママさんなどにも同じ方法を指導していますが、結構引っかかりますから、セッターはこういうフェイクを覚えておくと、トスワークがさらに楽になりますよ。
明日から、Aクイックを起点にした時間差攻撃についてお話しますね。

 こちら↓にも、他のバレーボール愛好家の記事がありますよ。どうぞお立ち寄りください。
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