ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

時間差で使うセミクイックトスを練習する

2010年11月26日 11時31分04秒 | 速攻中心のチームを作る

blogram投票ボタン 
blogramランキング参加中!
はじめに
時間差攻撃のためのAクイックとBクイックの練習が少しできたところで、このあたりから、時間差攻撃のセミクイック用のトスも練習していきます。
時間差用のセミクイックのトスについて、考えておかなければならないのは、その高さと場所ですね。
方法は色々あるのですが、ここでは一番オーソドックスな、Aクイックのレフト側で行うセミクイック用のトスを練習させました。
その方法について説明しますが、トスの高さについて、これ以上高いとだめ。時間差攻撃用のセミクイックのトスの記事で説明しておりますので、始めて、私の記事を読まれた方は、そちらのほうも御一読いただくと、この記事について理解しやすいかと思います。

練習場所はギャラリーの下が最適
時間差用のセミクイックのトスですが、高く上げるなと言っても、なかなか、そのイメージがつかめず、アタッカーとセッターの双方が調整し、知らず知らずのうちに高くなってしまうという感じになってしまう場合があります。

そこで、このトスのイメージをセッターに把握させると同時に、アタッカーにも、このトスに合わせて走り込むにはどのような感じでプレーすればいいのかというイメージを作らせるために、行った練習方法がこれ、体育館の壁際、ギャラリーの下なのです。

練習方法
壁にネットと同じ高さを示すラインテープを貼っておきます。
鹿児島のチームの場合、時間差攻撃には中衛センターがレシーブした後、入ることにしました。
で、図のとおり、アタッカー(中衛センター)にピンクシャツの選手のように構えさせ、コーチが●→●のとおりボールをセッターに送ります。
セッターはそのボールを→●という具合にトスアップします。
アタッカーは、このトスに対して走り込み、ジャンプしての位置でボールをキャッチします。

この時、注意するのはの高さですね。このがギャラリーの突き出した天井部分に接触しないようにトスアップしないといけません。
一方アタッカーはこのボールがのところに到達したときにはジャンプするくらいのタイミングで走り込む必要があります。

トスが高すぎるとボールは天井に当たってしまい、バウンドしてアタッカーがジャンプする前に床に落ちてきます。アタッカーの走り込みが遅いと十分ジャンプしないうちに、ボールが落ちて来て、の位置でのキャッチはできない状態が生じます。いずれにしても、お互いがぴったりのタイミングでプレーしないと、うまくいかないようになっているのです。

 セッターもアタッカーも、緊張感を持って練習に取り組みます。

で、これができたら、今度はコーチもセッターの横(この図で行くと、背中側ですね。)に立って、ここからボールを中衛センターの選手に向かって出します。
最初は簡単な位置にボールを出し、中衛センターの選手はこれをセッターにパスし、その足でアタックの助走に入り、ジャンプしてボールをキャッチするのです。
慣れてきたら、コーチは少しずつ前後左右にボールを散らし、中衛センターはこれを丁寧にパスして、そこから時間差のセミクイックを打つべく、切り込んでくる練習をしていきます。

完璧な美しい時間差攻撃ができ上がります。

 こちらは当ブログの見どころや他のバレーボール人気ブログを紹介中です。どうぞお立ち寄りください。
blogram投票ボタン
にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへ
にほんブログ村

 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (せれまま。)
2010-11-26 22:47:14
美しいラインの攻撃!憧れます^^
はりの出てる天井も使えるんですね。
本当に考えようで。
私はレフトセミより、ライトセミが苦手で。。
練習したいと思います!!
返信する
Unknown (磯野)
2010-11-26 23:08:36
レフトセミが得意でライトセミが不得意というアタッカーの修正としては、トスのアーチに入ってしまうというイメージで走り込むよう指導しています。
近日中にその理由と修正方法を図面つけてアップしますので、試してみてください。
ボールの見方を変えるようにして助走し、ジャンプの位置を修正することで打てるようになります。
いつも、コメントありがとうございます。
返信する

コメントを投稿