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ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

ゼロクイックパスと言っても、そんなに難しくないよ・・。

2010年05月27日 18時24分47秒 | パス

これまで、ゼロクイックパスの威力について、説明してきました。                でも、これを読まれている方の中に、もしですね「ゼロクイックパスの威力は、分かったけど、そんなピンポイントのパスは、難しいでしょ?」っていう方がおられたら(実際、私がこの指導をすると・・・・「エ~~~~ッ。難しそう・・・」っていう人がおられるので・・・・)、いけないので、今回はそのような不安に対する安心メッセージです。

図を見てください。

  • 図1(上の図)・・・・コートを上から見たところで、左側にネットがあります。⑤は中セン②はセッターですね。小さなはバレーボールです。
  • 図2(下の図)・・・・これは、コートを横から見た図ですね。図1と対応させて描きました。白いシャツの選手は⑤の中セン。緑のシャツは②のセッターです。

で、この両方の図で黄色く表示した部分が あるでしょ。実はこの付近がゼロクイックパスの返球場所です。

この範囲は、セッターの身長やジャンプ力、移動のスピード等で広がったり、狭くなったりします。                                                      レシーバーはピンクの方向を狙ってパスを出しますが、上下左右にぶれても細めの赤いの範囲内に収まっていれば、オッケーで、ゼロクイックパスを絡めた攻撃ができるということになるのです。

このようにゼロクイックパスの返球ポイントにはある程度の幅がありますので、チーム戦術として、パスがまだうまくできない選手がいても、セッターに身長の高い選手を入れたり、逆に身長の低いセッターで、ジャンプ力がなくてもパスのうまいレシーバーがいれば、この攻撃を使うことができるのです。

こうして見ると「なんだ、通常のセッターへのパスとあまり、変わらないじゃん。」って、なるでしょう?                                                  実は、そうなんですよ。通常のパスで大丈夫なんです。しかし、レシーバーが送るパスの時点で、既に攻撃的に動くということを、チーム全体が意識しておくことが、とても大切なのです。

相手チームは一応組織的な対応をしてきますよね。しかし、最後の最後の瞬間は、個人の読みで勝負する部分も残してあるでしょ。          仮に時間差のセミを2人でマークしようとあらかじめ決めていても、ツーアタックが来ると見え見えだったら、その場面ではツーアタックをブロックに行くというのが普通ですものね。ゼロクイックパスは、そういうところを狙った戦術なのです。              

セッターにパスが送られる時点から、相手チームのある選手はツーアタックを警戒し、ある選手はクイックを予測する、はたまた、ある選手は平行を警戒するってな具合に、予測がバラバラになる可能性が出てきます。すると、組織プレーが乱れ、ブロックやレシーブに隙間が生じてくるのですね。そこを狙うっていう戦術です。

相手のことを読みつつ組織的に対応し、その中で経験に基づく個人の読みも尊重するようなチームにはよく効く戦術ですね。                逆に、何も考えない素人集団のチームだと3回目の返球だけ頭において、セミクイックにだけブロックに来て、シャットアウトを食うなんてことも発生しかねません。                                      ほんとにバレーボールの戦術は、じゃんけんみたいなもので、相手のレベルがグーかチョキかパーかを考えて戦術を使わないと、考え過ぎて自滅するってな部分もありますからね。 

だから、バレーボールはおもしろいのですよね。

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