速攻対策（その２・・・図面で検討する。攻撃側からの図）

はじめに
昨日の記事速攻対策（その１・・・・相談の内容）では、ポテ吉さんから提起された問題を御紹介したわけですが、その対策や練習方法等をお話する前に、この戦術を説明するために使用する図面の見方について少しお話しておきたいと考えます。

攻撃要領を説明するのに使う図
前提を把握する
下図を見て下さい。
攻撃する側からコンビネーションを使ってスパイクする状況を見たとき、下図のように見えたとしますね。
白シャツのセッター以外は背中を向け、向こう側に向けてスパイクしています。

トスの軌道を→で示していますが、その種類は
レフト平行○→●
レフトセミ○→●
Ａクイック○→●
ライトセミ○→●
ライトオープン○→●
という具合であり、それぞれのボールをオレンジシャツ、青シャツ、赤シャツ、緑シャツ、黄色シャツのアタッカーが走り込んでスパイクするわけです。
このような状況を選手に理解させる時どのように図示するかということなんです。

選手の位置と移動方向の表示方法
上記図の状況を攻撃する側から見て図示したものが下図です。

つまり、攻撃側のチームのコートから見た状況を表示するのですが、
選手の位置や移動方向を示す時は、そのコートを上から見た形で示し、選手の位置は丸囲みの数字で表しています。
数字に対応するポジションは次のとおりです。
（　　）書きはポテ吉さんの対戦相手のチームの場合のプレーを表示しています。

１番＝前衛レフト（Ａクイックまたはレフトセミを打つ）
２番＝前衛センター（セッター）
３番＝前衛ライト（ライトセミを打ちます。）
４番＝中衛レフト（レフトオープンとレフト平行を打ちます。）
５番＝中衛センター（１番とからんでＡクイックまたはレフトセミの時間差を打つ）
６番＝中衛ライト（ライトオープンを打つ）

トス状況の表示
上記図のとおり、選手の位置と走り込む表示をしたら、次はトスアップの状況を表示しますが、その場合、目線を変えます。
今度は正に下図の状況ｊにあるトスアップ時のボールの位置や軌道がイメージできるように図面に表示します。


つまり、下図を見て下さい。
下図の○２から出されているボールの軌道及びトスボールの位置は上の図のトスをまったく同じような形になっているのがお分かりでしょうか？
下図の○２の位置は、上記図の白シャツのセッターがトスアップする時のボール○と同じであり、トスが到達した先のボールの位置である●●●●●の位置及びボールの軌道→は、上記図の○及びトスの軌道並びにトスしたボールの到達位置とまったく同じように見えると思います。

そして○２の位置から
レフト平行○→●
レフトセミ○→●
Ａクイック○→●
ライトセミ○→●
ライトオープン○→●
という具合にトスが上げられていくのだということを示しています。
→によってトスの長さや高さ等がイメージできるようになっているわけです。

本日ここまでです。
明日は守備側から見た状況を図にする方法についてお話しします。

 

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