晴書雨ログ

書道ってこんな感じ♪(たまに日記)
世田谷の三軒茶屋近くで書道教室やってます^^
 日本書学館認定 真支部

書道教室 11月号 条幅 みなさまのお清書

2023-11-17 22:45:53 | 習い事
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天気予報通り雨でした。
肌寒いような…
昼間も少し暖房しました。

昨日発送したみなさまのお清書、
今日は条幅(半切)のご紹介です。

初級
「游目於天表」
=目は高くはるか天外を思うままに見まわす=

四級

他にもお手本をよく見てかいたなあ、
と思える作品があったのですが、
この一枚、筆勢がすごくよかったので、
これをお清書に。



中級
「霜林落つる後山争いて出で
野菊開く時酒正に濃なり」
=木の葉が落ちると山の形が
くっきりと出てくる
野菊が咲きみだれる頃になると
酒が殊更甘くなる=


初段


準三段


四段 → 準五段
に 昇段です。


中級課題は字の形や大きさが
特に「濃」が
難しかったようです。


上級
「言問へよ思ひおきつの濱千鳥
なくなく出でしあとの月影」

=尋ねておくれ月の光よ
都に思いを置き興津の浜千鳥が
鳴くように
都を去ったあとにも
月は輝いているであろう=

ー藤原定家ー

五段

紙によって濃淡の出方が違うので、
紙にお悩みでした。


何度も言うのですが、
濃淡は、黒がグレーになるというような
色の濃薄ではなくて、
一旦 筆に墨を含ませ、最初は墨量多く、
濃く書けます、が 筆の墨量が
書いて行くうちに減って、
書く字の線が淡くなったり擦れたり、
そういうことなのです。

それには、当然、紙質も影響します。
紙選びも大事ですね。
ただ、扱っているお店が少なくなって、
困ります。


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