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朝は雨でした。
段々止んでずっと曇り空に。
夕方から暖房を入れました。
11月号大人(高校生以上)の毛筆
仮名の課題です。
初級課題
「つくづくと鳴く小鳥来る
梢かな」
by 碧梧桐
庭の木の梢に小鳥が来ては鳴いている
をの声に聞き入ってしんみりと
してしまうのである
【変体仮名】
徒久ゝゝと
な久ことり
久る
こすえ可那
・・・
中級課題
「下紅葉かつ散る山の夕時雨
ぬれてやひとり鹿の鳴くらむ」
by 藤原家隆
下葉の紅葉が散り
一方では山に夕時雨が降る
この雨に鹿はぬれて
ひとり悲しげに
鳴いているのだろうか
【変体仮名】
した毛みち 可つちる
山能夕志久れ
ぬれてやひとりし可
能な久らむ
・・・
上級課題
「をぐら山ふもとの里に
木の葉散れば
梢に晴るる月を見るかな」
by 西行
小倉山のふもとの里に
木の葉が散ったので
梢から月がはっきり
見えることだ
【変体仮名】
を久ら山不毛との
佐とに木能者
ちれ八
こ春え尓はるゝ
月を三る
か奈
初級課題は、
とにかく筆の流れに慣れましょう。
中級課題は、
墨付け箇所を考えて、
濃淡が隣り合わないように。
上級課題は、
私の実験では、
「を」「木」で墨付けをして、
墨をつけたらなるべく筆をたてて
命毛1~2本を駆使します。
左側「こ」以降は、命毛4~5本にして、
「こずえに」まで。
また筆をよく立てて「はるゝ」を書きます。
「月」はまた命毛2~3本で「る」まで、
最後の行の「か」でちょっとだけ墨継ぎして、
「かな」をゆったり書きます。
いろいろ試していたら、
お清書ができちゃいました。
こんな感じに書ければ、
たぶん教本の手本に近いように書けます。
~~~~~~
少人数なので、
一人一人に 時間をかけて、
良質な授業を提供させていただいています。
大勢を見回る教室ではありません。
小学生からシニアの方まで、たのしくお稽古してくださっています。
初心者の方には、初歩からお手伝いさせていただきます。
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こちらの教室で使っている手本は、
日本書学館 故・大貫思水先生
(小中学校検定教科書筆者、