うさ子とピョン太の話 247

うさ子「ピョン、雪降ったわね」
ピョン「はいです、今年も降りましたです」
うさ子「霧降は、冬には雪ね」
ピョン「冬には雪です」



ピョン「今日はお天気がいいので暖かいですが、寒かったです」
うさ子「そうね、寒かったわね」
ピョン「風の強い日もあったです」
うさ子「あったわね」
ピョン「それに」
うさ子「それに？」
ピョン「それに、なんでしたっけ！」
うさ子「私は、知りません」
ピョン「それに、何だったのかな」



うさ子「ピョン、思い出さないの」
ピョン「はいです、雪の無い所は暖かいですね」
うさ子「うーーーん、ピョン、思い出さないの、それになんなのよ」
ピョン「あっ、思い出しました、それに、
　　　　あまりの寒さで窓が凍って開かなくなりましたです」
うさ子「確かに、開かなかったわね」
ピョン「寒波は辛いです」
うさ子「ここに住んでると仕方がないわね」
ピョン「それでは、行くだす」
うさ子「どこに行くのよ」
ピョン「川原だす」
うさ子「えーっ、寒いわよ」
ピョン「へへへ、行くだす」



うさ子「わーっ、寒い！」
ピョン「わーっ、寒いだす」
うさ子「でも、岩の氷きれい」
ピョン「どこだす」



うさ子「ほら、そこ、あっ、他にもあるわ」
ピョン「岩と氷、冬の川原の芸術です」
うさ子「ほんと、きれい」





うさ子「いい感じね」
ピョン「いいです、でもすごく寒いです」
うさ子「確かにね」
ピョン「雪もまだ沢山残っっていますです」



うさ子「ピョン、座ってるの？」
ピョン「いいえ、どうも吹き溜まりの様です」
うさ子「なにしてるのよ」
ピョン「えぃ！」



ピョン「顔をうずめてみました」
うさ子「馬鹿みたい」
ピョン「こうなりましたです」
うさ子「見たくない」
ピョン「こうなりましたです、はい！」



おまけ

お知らせです。
うさぎカンパニーは、２月は週末、（土、日）
の営業になります。
よろしくお願いいたしますです。

寒いです。
皆様、お身体を大切に！

今も昔も…

平安時代好きには外せない本の一冊に

「古今著聞集」が有ります。

裕福なご隠居様が、人を使ってあっちこっちの噂話を集めた本です。

何と噂話だけで上下巻も有るのでビックリです。

もちろん私の大好きな安倍晴明様や

雅楽の名手、源博雅様も何度か登場します。

本の内容も不思議なお話や、シリアスなお話しとバラエティーに富んでいて、

気分次第で好きなページを開いて読んでいます。

お散歩道…確保！

前回の雪降りの日の続きです。

雪が降るとお散歩道は、雪に隠れて氷や小さな穴が有ったり、

思った以上に危険を伴います。

でもお散歩は外せない！

そこで考えたのが、お散歩道を自分で「確保」する事です。

雪カキスコップを使って、ひたすら突き進みます。

終わってみたら、雪カキの跡が、何だか楽しい！

初花…降臨！

全国的に大雪注意報が出ましたが、

ここ霧降も今年初めての雪です。

一夜明け、今日は朝から青空が広がって、眩しいくらいに美しい雪景色です。

万葉集に枯れ枝に積もった雪の事を、初花と呼んでいました。

何てロマンチックなんでしょうか！

見ているだけなら、綺麗なのですが、

さてさて！現実世界に戻って、体力勝負の雪かきを…

どっちで決める！

ちょつと分かりづらいのですが、

左側がダークネイビー、右側がブラックです。

夏の一時期を少し我慢すれば、一年を通して着る事が出来る優れ物の生地、

ウールジョーゼットと言う、私の大好きな生地の一つです。

どちらも「ちゃんと感」が出る、便利物のお色ですが、

私はダークネイビー派かもしれません。

この生地へのリクエストが多く有ったので、

年初めのお仕事になりました。

今年も少しずつですが、手を掛けた仕事をして行きたいと思っていますので、

どうぞ宜しくお願い致します。