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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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みことばといっしょに

2012年05月26日 05時59分59秒 | インポート
ペンテコステ
【力を受けます】
みことば:しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。
(使徒の働き1章8節)

 復活されたイエス様は、40日の間、忙しく地上でお働きになられました。がっかりしているお弟子さんや、疑っているお弟子さんに現われて、ご自分が罪にも死にも打ち勝った救い主であることをお示しになられました。そして、イエス様を信じるならば、どんな罪も赦され、神様に祝福された生涯を送ることができるようになるという「良い知らせ」を、全世界に出ていってお知らせしなさい、とお命じになられました。
イエス様の「良い知らせ」をお伝えするためには、都合が悪くなると、うそをついたりわがままを言うような弱い心や、汚れた心がきよめられなければなりません。教えを聞いても、それに反抗したりする人を恐れないで、愛することができる強い心も必要です。みんなで働く時には、一人一人が自分の考えを押し通さないで、神様の御心が分かって、一致できないと困るのです。
 ところが、お弟子さんたちはどうだったでしょう。イエス様が捕えられると、みんな散り散りに逃げてしまう弱虫さんたちでした。頼りになりそうだったペテロさんでさえ、「私はイエス様の弟子ではありません」と、3回もうそをついてしまいました。短気で怒りんぼうのヨハネさんをはじめ、えらくなりたがりやさん、ねたみやさんというようなお弟子さんたちが、心を合わせて「良い知らせ」を伝えに行くことはできるでしょうか?
 しかし、イエス様はおっしゃいました。「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そしてエルサレム、・・・・・・・・地の果てにまで、わたしの証人となります。都にとどまり祈りなさい。」
 大切なおことばを残して、イエス様は天にお帰りになられました。
 お弟子さんたちは祈りました。「ご聖霊様、どうかわたしの心にいらしてください」1日、2日、・・・・・7日、8日と熱心にお祈りを続けました。「うそをついていました。ゆるしてください」「ねたんでいました。ごめんなさい」「いばっていました。おゆるしください」「だまってとってしまいました。ごめんなさい」悔い改めて、おわびをして、ゆるし合ってお祈りをしている人たちもいます。しかし、中にはお家に帰った人もいました。
 10日目の朝です。みんなが祈っていると、激しい風が吹いてくるような音が家全体にひびき渡り、ほのおのような舌がわかれて、ひとりひとりの上にとどまったのです。お祈りをして求めていた、すべての人にご聖霊はくだり、神様の愛を豊かに注いでくださいました。
 ご聖霊は、お弟子さんたちの心をきよめて、「良い知らせ」を伝える、愛の力とことばをくださいました。ペテロさんとか、ほかのお弟子さんたちは、心を合わせて立ち上がり、「イエス様の良い知らせ」をのべ伝えました。
 ご聖霊は、人々に罪を分からせてくださったので、3000人もの人々が悔い改めてイエス様を信じました。
 ペンテコステは、ご聖霊様がいらしてくださった日。イエス様の「良い知らせ」が伝えられて教会が誕生した日なのです。
インマヌエル少年文庫23「みことばといっしょに」より引用・要約しました。A.O