GW山行の明神岳東稜、風雪のラクダのコルにテント泊した。2800mの悪天候、下界は春だがここは冬だった。
ラクダのコルには私と小さな巨人Tさんパーティーの他に1パーティーだけだった。中の良さそうな夫婦のパティー。朝挨拶を交わし、先に登攀をはじめた私達を心配そうに見ていてくれた。
そう、あのクライミング上手な夫婦も那須岳の輪の会員、Nファミリーの一員だった。北アルプスまで来たのに、結局Nさんの掌の中でもがいているだけだった。Nさんの掌の大きさを知る山行だった。
Nファミリーとは総帥N氏(那須岳のN)が世界に広げよう那須岳の輪を合言葉に那須岳に訪れた人々を温かな人柄と優しいトークで癒し、友達の輪を広げている集団である。もちろん、HODO-HODO BOYSもNファミリーである。
フィエスタの、メグ嬢も沼ッチも那須岳の輪、Nファミリーである。そう考えると、フィエスタもNファミリーではないのか?いやNファミリーだ!と思うようになった。
クライミング道場Sさん、小さな巨人Tさんといった、とても良い山仲間も増え楽しみの輪も広がった。ひょっとしたら、遠征隊員のなかにも那須岳の輪Nファミリーがいるかも・・・・・いや、きっといるに違いない。
今回の遠征は、JAC福島支部65周年・日パ国交60周年、復興するぞ福島、等など大義名分は多々あります。が、私の大きな目的の一つが、那須岳の輪は、どこまで広がっているのか、カラコルムまで届いているのか、インダス文明の地に那須岳の輪は広がるのか、この目で直に確かめて来る事です。
カラコルムの山々に圧倒されながらも、現地隊員に日本の山や、沢も良いよ~というのを伝えて来ます。