Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

月夜の海に浮かべれば、昔の職業思い出す( 唄を忘れた金糸雀? )

2014-01-17 22:20:58 | 日常
今日は 歯科に寄っておりました。

3ヶ月に1度の定期検査です。
たまたま歯の詰め物が欠けてしまったところに検査の日が重なりタイミングが良かったです。

『 アンタはマメに歯医者に通うね~ 』とよく言われるのですが、
実は今の仕事に就く前は数年間 歯科助手 をしていたのですよ。
なので私にとって歯科は身近なものに感じられるのです。


そこで、今のフィギュア制作に繋がる作業もしておりました。

手先が器用だったので先生の指導の下、おじいちゃん・おばぁちゃんの入れ歯破損の修理をしたり、
仮の歯( 前歯を差し歯にする時など前歯が無いと見た目に悪いので、きちんとした物が出来上がるまでの疑似の歯 )を作ったり、
※ 私がどこまで作れるのかを試す為に『 1週間以内に本物の歯に似せて疑似の歯を作って見せに来い! 』とドクターに技術試験させられたこともありました

技工士さんのお手伝いで型を取った石膏の中にガスバーナーで溶かした金属を遠心力で流し入れる鋳造をしたり、
( 19・20歳でガスバーナーを振り回していました   夏場は猛暑の中、クーラーも役立たずで地獄
理科の実験のように、黒ずんだ金属を酸化液に浸け、酸化させ光り輝くように磨き上げたりと。

『 何事も経験だ 』と色々な事を経験させてもらいました。
今となってはしたくても出来ないようなありがたいことでした

模型のリューターも歯科の入れ歯を直す作業で少しばかり慣れていたので助かりました。
あの経験がこんなところで役立つとは…何事もやってみるもんすな~




そして、歯科の帰りに車を走らせていると
     ほっほ~ なんとも良い月夜ですじゃ

冬の海に浮かぶ月とは。

海の水面に映る月がとても大きく綺麗でした。 よきかな、よきかな。



【 かなりあ( 金糸雀 )】

唄を忘れた金糸雀は 後の山に棄てましょか いえいえ それはなりませぬ

唄を忘れた金糸雀は 背戸の小藪に埋(い)けましょか いえいえ それはなりませぬ

唄を忘れた金糸雀は 柳の鞭でぶちましょか いえいえ それはかわいそう

唄を忘れた金糸雀は 象牙(ぞうげ)の船に銀の櫂(かい) 月夜の海に浮べれば 忘れた唄をおもいだす

※ 大正7(1918)年、西條八十が雑誌『赤い鳥』に詩を発表し、大正8年に成田為三が曲をつけた日本の童謡。

コメント
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