Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

FSS

2012-10-17 22:01:07 | フィギュア
久しぶりに本棚からFSS( ファイブスター物語 )を引っ張り出した。

我が家の本棚にはFSS関連の本が多々ある。

以前、兄がフルスクラッチで『 PHANTOM 』を作った資料がいくつか残っているのだ。


しかし、いつ眺めても見惚れてしまう…。

『 MH 』の芸術ともいえるデザイン、絶妙なバランスと優美なフォルム。

『 ファティマ 』の儚げで美しい容姿と人間とは似て異なる異質な存在感。

どちらも私のを掴むのに数秒とかからぬ存在だった。

『 FSSが好きなのだ 』


私がフィギュア制作をしよう!と決めたのは、他ならぬ『 ファティマ 』が作りたかったから。

ファティマの中で最初に作るならコレ!!と決めていたのは星団初の4ファティマの一人【 フォーカスライト】

だが、ここで大きな壁が…FSS関連の版権が下りなくなった。

作ってもお披露目する場所がない。 

『 ファティマ 』でありながらお披露目ができないとは…。


そして、制作を断念。

いつか時間に余裕ができたら自分の為だけのファティマが作れたらいいな~。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

独眼竜 ライフ (1)

2012-10-16 20:53:39 | 独眼竜 ライフ
『 ライフ 』が我が家に来て、1ヶ月(生後2ヶ月)が経ちました。




鼻水やくしゃみもだんだんと治まり、飛び出した眼球もほとんど元の位置に戻り、開かなかったマブタも健康な左目と同じような反応をして瞬きをするようになった。

幼いが故にいつ様態が急変して死んでしまうかもしれないと、この1ヵ月間気が気ではなかった。

時間とお金と愛情をかけてきたのだから、何が何でも生き抜いてもらわねば!!



心配する保護者をよそにライフはスクスクと大きくなっていく。

猫の平均寿命は14~16年。 もっと長生きする猫もいれば、生まれて間もなくで死んでしまう猫もいる。

人間にとっての1日はライフにとっては4~7日に相当するのだから大きくなって当然なのだ。

心配していた失った右目ライフ自身まったく気にしていない様子。

あったモノを失うのは不便と感じたり怖れを感じるが、最初から無いモノはそういったものは感じないのかもしれない。

そう思えるほどのヤンチャ小僧!

私は今までに数十匹(数えきれないくらい)の猫達にかかわってきた。

その中でもトップクラスの暴れん坊!!

はしゃいで走っていると時々右目が見えていないせいで右にある障害物に気づかずぶつかってしまうけれど、それでも両目の見える猫と何ら変わらない。

いろんなことを経験して育っていくというのは嬉しいかぎり 

   

時にオス猫は大人になれば自分の居場所をさがして旅に出てしまうことがある。

私はあとどれだけの時間『 ライフの人生 』にかかわれるのだろう…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月が綺麗ですね

2012-10-15 21:42:49 | 日常
先日、仕事帰りに車を走らせていると目の前に大きな満月が現れた。

海の水面は月光を浴びキラキラと光り、とても幻想的でまるでどこかの絵画を模したようだった。



数日が経ち、ふと先日の月を思い出した。  それと同時に

『 夏目漱石 』あの言葉を思い出した。


夏目漱石が英語教師をしていた時、生徒が「 I love you 」を「 我君ヲ愛ス 」と訳したのを聞き、「 日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい 」と言った逸話がある。


それと同様に


『 二葉亭四迷 』

「 I love you 」を「 死んでもいいわ 」と訳した。


本当かどうかは分からないけれど、もしそうならばなかなか『 粋 』ではないだろうか。

けれど、言葉そのままに訳そうとしなかった小説家も、訳せなかった時代背景にも思うところがあるのだろう。


『 月が綺麗ですね 』の意味には

月を見上げて本当に月が綺麗だという言葉と

隠れた告白(夏目漱石を知っていれば)があるなら…

日本語ってムズカシイです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

独眼竜 ライフ

2012-10-11 22:02:14 | 独眼竜 ライフ


何かがおかしい…!?

鼻水が止まらず息をするのもやっとという状態。
それになにより右目が気がかりだ。
マブタは上下くっついてしまっている。 濡れたティッシュでそっと拭いてマブタをあけてみると眼球は異様なほど赤く腫れ白濁し、横から見ればわかるほど目は飛び出していた。
マブタの内側の皮膚も腫れてめくれあげたように右目の半分を覆っていた。

『 この子は治らないかもしれない… 』

瞳を見た瞬間そう思った。


『 ライフ 』が家に来た翌日、かかりつけの動物病院へ連れて行った。

風邪だと思われた鼻水も風邪ではなく猫ウイルスによるものと判明。
それにより、幼く抵抗力の無かったライフの兄弟達は皆死んでしまったのだ。
このウイルスは厄介で抵抗力が無くなれば、また顔を出すという完治しないものなのだそうだ。
病院の先生の話によれば『 この子もあと1週間遅ければ確実に死んでいただろう 』 と…

気になっていた右目
『 この子の目はたぶんもう見えていないと思いますよ。これからの回復は見込めないと思います 』

やはり…。 無理かもしれないと感じつつ、もしかしたらという期待もあっただけに先生の言葉は重かった。

家に戻って来てから少しでも良くなるようにと毎日欠かさず目薬をさした。 
もしかしたら見えるようになるかもしれない。 少しでも見えるようになればと。


諦めきれずネットで【 眼科専門の動物病院 】を探した。

そこでの話は
先生:『 角膜移植により目は見えるようになりますよ 』
希望が見えたように思えたがそこには大きな問題が…

『 別の猫の角膜を移植する 』 ということ。

別の猫を犠牲にしてまで治してなんになる?
それがたとえ死んだ猫の角膜であってもその子に傷をつけてしまう。 それで目が見えるようになっても喜べるのか?

結果、出した答えは家族全員NO!!

   

   

右目が見えなくたって左目があるじゃないか!! 両目を失った猫だっているのに片目があるだけありがたいじゃないか!!  生きていけるじゃないか!!

こうして、右目を失った独眼竜『 ライフ 』の生活がはじまった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Alice

2012-10-10 20:57:52 | フィギュア
『フィギュア制作日誌』


※イベント用に制作したフィギュア


WF2012夏

Alice




   

前回、赤色ばかり塗装していたので今度は青色が塗りたい!!

前回、カワイイ(萌)要素のカケラも無かったので今度は可愛い女の子が作りたい!!

前回、ロングヘアーで泣かされたので今度はツインテールが作りたい!!


青色の女の子…不思議の国のアリスだ!!

その安易な発想と妙な意気込みだけで自分なりのオリジナルアリス制作を開始。


この後、フリル制作にまたも泣かされることになろうとは…。
(フリルに使用する素材を何度も検討・スカートに合ったフリルの制作の仕方を試行錯誤・分割の仕方・手流しキャストゆえの気泡の抜け方の試行錯誤)

作る → 失敗
を何度も繰り返す。

『 もう…フリルなんて嫌だ… 』

弱音を吐きながらも、なんとか完成。

※台座のマッドハッターの帽子 ・ チェシャ猫の尻尾 ・ トランプの兵隊と値札
 作ってて楽しかった♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする