サケは『百薬の長』といわれるように、体にさまざまな効果をもたらすことが知られています。
その一つにサケマッサージの効果。
これは本来は『サケ摩擦法』と呼ぶものであり、中国の長い歴史の中で立証されて、脈々と継承されてきた秘技の一つであるそうです。
サケといえば飲むものと連想しがちでありますが、実は外用としてもとても
すぐれた効果があるのです。
とくに女性にとってはうれしい美肌作用、体内浄化作用といった効果が実証されています。
古代中国の後宮の美女たちは、サケを入れたお風呂でさかんに湯浴みをしたといいます。
~サケ風呂の入り方~
お風呂の温度はだいたい41度~42度くらい。
入る直前に日本酒(0.9リットル)を湯ぶねに注ぎ、よくかきまぜてから入浴します。
お湯の温度がだんだんぬるくなるのは望ましくないので後のなるほど高めになるのが望ましいです。
サケ風呂はなめらかで肌にやさしく、入り心地がいいです。
体もたいへんよく温まります。
体の芯まで温めるので、冷え性の人にはピッタリです。
サケ風呂が体の芯まで温めてくれるのはお湯による温度の作用ばかりではなく、サケのもっている気の働きが気血の流れを活発にするからなのです。
ただし、皮膚病、小児ぜんそく、リューマチ、糖尿病、高血圧の人はサケ風呂の刺激が強すぎることがありますので避けてください。
サケが人間の体にどんなすばらしい効果をもたらすのか試されてはいかがでしょうか?