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夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

日の本の建国の理想 (やまとごころ)

2016年02月11日 18時30分37秒 | 真理の言葉
日の本の建国の理想

朕、寡徳(かとく)を以って万姓を臨馭(りんぎょ)す。
自ら治機に暗くして未だ寧(あん)じて救う尅(あた)はず


                                         桓武天皇(続日本紀巻三十七)

とこしえに民やすらかれといのるなりわが世をまもれ伊勢の神
                    
                                         明治天皇御製

雲の上に星をつらねてみそなわす花はゆうべもさやけかりけり


                                        昭憲皇后御集・・・御苑にて
                           『注』天皇が雲の上(宮中)、星をつらねて(侍臣を従えて)御覧になる。


国民をすくはむ道も近きよりおし及ぼさむ遠きさかいに

                    
                                          昭憲皇后御集

                  『注』東京女子師範学校にてフランクリンの十二徳
                  節制、清潔、勤労、沈黙、確志、誠実、温和、謙遜、順序、節約、寧静、公義)の『公義』より

四方の海みなはらかと思う世になど波風の立ちさわぐらむ

 
                                昭和天皇は明治天皇の御製を朗詠して戦争反対を表明された。 

日の本の国の基を築かれしすめらみことの古思う


                                     今上天皇御製
                                       近江神宮五十年祭にあたり。

外国の風招きつつ国柱太しくあれと守り給いき


                                      今上天皇御製 
                                   明治神宮鎮座八十年祭にあたり。

国譲り祀られましし大神の奇しき御業を偲びて止まず

                    
                                      今上天皇御製 
                                               出雲大社にて。

ヤマバト

耳を すますと
もうきこえない

わすれていると
ほら また よぶ

雨に けむる
山のほうで

あんなに ことしも
春が 夏を

あんなに がんこに
大昔の なまりで

それで なければ
つうじないかのように

ほーぽ― ぐるる
ほーぽ― ぐるる

A TURTLE DOVE

Once I try to listen
It’s no longer herard

Once I stop heeding
It starts again to call―

Somewhere near the mountain
Misty in the rain

The annual, unchanging call
Of spring to summer―

Stubbornly the same
From ancient days

As if in no other way
Can the call communicate.

Ho Pô, GruRu
Ho Pô, GruRu

                              詩 まど みちお  選・訳 美智子皇后陛下(どうぶつたち)

いずれの御製にも民を思い、平和を願うお言葉であります。
これが日本天皇、皇后陛下の列聖の尊い御姿なのであります。




日本精神(やまとごころ)

日本精神とは結局ヤマトの精神であります。ヤマトの『ヤ』という語の音霊は数多いという事です。
八百万の『八』であり、三月の弥生の『弥』であり、三月は春きたって弥々(いよいよ)すべてのものが萌え出でる季節であるから三月を弥生という、つまり数多いことを『弥』というのです。
数多くの神々を八百万の神と言い、何でも数多くの種類の野菜や果物を売っている店を八百屋と言います。
ともかく『ヤ』というのは、数多くのものが中心に一つにまとまっていることを意味する。
『ヤマト』のマトはまとまるの『マト』であります。弓等の標的も真ん中に中心があり、そして周囲が丸く中心を取り囲んでいるから、これをマト(的)というのであります。
こうして『ヤマト』という国号は、多くのものが一つに中心にまとまる理念の顕現している国であることをあらわしているのであります。

建国の理想

日本建国の聖天子『神武天皇』はその建国の詔勅に、
『六合を兼ねて都を開き八紘を掩(おお)いて字(いえ)となさん』と仰せられた。
紘は冠りの紐であり紐は玉の緒の象徴であるが、冠りが落ちないように世界すべての民族の玉の緒を結び合わして
仲よく一家族とするという日本建国の理想を、今から二千六百七十六年も以前に宣言せられたのが日本の天皇である。

日本の国は、建国の理想から、世界連邦、四海兄弟の理想をそなえていた国なのである。
それゆえに、天皇を敬愛して天皇の治世下にあれば平和で安泰であったのであるが、
時々天皇の御意思に背くものが騒ぎ出して、国内が乱れたり、大東亜戦争が起こったりしたのであった。
従って、天皇を愛することは、同時に民利にかなうことであり、天皇敬慕と、愛国と、民利が一致していたために、
フランス革命のように国王打倒の暴虐と通して民主化の道をひらく必要がなかったのである。