●方法俳句0168・オノマトペ018・小笠原和男01・2014-04-03(木)
○「落椿ころりとそこに坂がある」(小笠原和男01)
季語(落椿・春)
オノマトペの「ころりと」です。人間がぽっくり死ぬときによく使われます。もし、選ぶことができるのであれば誰しもが選びたい死に方です。それを椿に使いました。椿が落ちる様と地に転がっている様の両方にあてはまる「ころりと」です。
○小笠原和男(おがさわらかずお)(1924~2016)
代表句「永き日の鐘と撞木の間かな」『日永』(1995)02
季語(永き日・春)
【Profile】:愛知県碧南市出身。14歳から句作。岩田潔の指導。一時→橋本鶏二の「年輪」にも在籍。1969年「鶴」入会。→石田波郷、→石塚友二に師事。1984年、→細川加賀の「初蝶」に参加。1990年「初蝶」を継承主宰。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
〈1年前の記事〉
●五感俳句0123・温感05・大木あまり・2013-04-02
●五感俳句0123・温感05・2013-04-02「包帯のぬくさに似たる花の中」(→大木あまり05)季語(花・春) 桜の花の中にい...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます