●方法俳句0169・比喩(直喩)=ごとく015・三宅清三郎01・2014-04-10(木)
○「木蓮にうるしのごとき夜空かな」『夕牡丹』(1960)(三宅清三郎01)
季語(木蓮・春)
直喩の「ごとく」。俳句の得意な技法です。「漆のような夜空」とは漆黒の夜空でしょうか。紫木蓮でも白木蓮でも、どちらもよく調和しそうな色合いです。
○三宅清三郎(みやけせいざぶろう)(1898~1969)
代表句「春昼や映し映れる壷二つ」(同上)02
季語(春昼)
岡山市生まれ。1944年まで安田銀行を主として安田財閥関係会社に勤務。1946年美術業界に入り数寄屋橋画廊を経営した。俳句は、→高浜虚子門下に入り1932年「ホトトギス」同人に推された。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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