●五体俳句0239・髪012・馬場存義01・2015-08-11(火)
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○「稲妻の門で髪梳く女かな」(「古来庵発句集」1765)(馬場存義01)
季語(稲妻・秋) 「いなづまのかどでかみすくおんなかな」(「日本名句集成(學燈社1991)」より引用)
【鑑賞】:女性が家の門で髪を梳いています。稲妻の閃光がときどきてらてらと女性の姿態を照らし出します。誰かの訪問を待っているのでしょうか。
○馬場存義(ばばぞんぎ)(1702~1782)
○好きな一句「雪の日や現にうごく猫の耳」(「同上」)02
季語(雪・冬) 「ゆきのひやうつつにうごくねこのみみ」(引用同上)
【Profile】:馬場民右衛門。江戸の人。二世青峨門。江戸宗匠として活躍。→与謝蕪村と交友を持ち、画もよくした。
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