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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●特集俳句390・かげの俳句9・日下部宵三1・2018-8-3(金)

2018-08-03 04:56:00 | 特集俳句

●特集俳句390・かげの俳句9・日下部宵三1・2018-8-3(金)
○「炎昼のおのれのに子をかくす」(日下部宵三1)
季語(炎昼・晩夏)(→「現代俳句データベース」より引用)【→特集俳句-索引1索引2検索3 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:より地面に近い子どもの体感温度は、おとなよりも高いといわれます。子を連れている作者は、自分の影に子を入れて太陽光線から子を守ろうとしているのです。

 

日下部宵三(くさかべしょうぞう)
○好きな一句「田を植ゑていちにち光る飛彈の国」2
季語(田植・仲夏)(「俳句界201611」より引用)

【Profile】:1925年岐阜県高山市出身。個人誌「あかり」主宰。

■Pickup季語「炎昼・晩夏」2句

2013/7/22方法・オノマトペ「炎昼のうつらうつらと猫科なり」(牧石剛明

2016/7/14方法比喩(直喩)=として「炎昼の列柱として父ならぶ」(高橋修宏

■Pickup「炎昼と死」3句

炎昼霊柩車から運転手」(池田澄子)『たましいの話(2005)』

炎昼の谺返しに死者のこゑ」(岸田稚魚)「鶴俳句選集」

炎昼の牛ゐて葬の列歪む」(澤井我来


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