○次元俳句536・四方(空間)2・佐藤念腹01・2021-06-26(土)
○「雷や四方の樹海の小雷」(『念腹句集』1953)(佐藤念腹01)
○季語(小雷・三夏)(「→ブラジル日本移民と俳句」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:「いかづちやよものじゅかいのこいかづち」。まづ作者の近くで大きな雷が鳴った。それに呼応するように樹海の四方から小さな雷が聞こえている。今日は「雷記念日」。
○佐藤念腹(さとうねんぷく)(1898~1979)
○好きな一句「日照雨緑蔭の人書を閉ぢず」02
○季語(緑蔭・三夏)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)
【Profile】:新潟県出身。1927年にブラジルに移住。ホトトギス門人。移住の際に→高浜虚子から「畑打って俳諧国を拓くべし」08(例句)の句を贈られた。戦後、邦字紙『パウリスタ新聞』の俳句欄初代選者になり、また俳句誌「木蔭」を創刊するなど、1950年代のブラジル俳句全盛期を作った。
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