俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■方法俳句577「汚点とも眼とも蛙の一卵塊」(谷内茂)

2022-04-07 04:56:00 | 方法俳句

○方法俳句577・直喩127とも1・谷内茂01・2022-04-07(木)
○「汚点とも眼とも蛙の一卵塊」(谷内茂01)
○季語(蛙の卵・晩春)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「如く」など何らかの語句を使用して喩えた語法を「直喩」と呼ぶ。その語句はかなり多く15種ほどの例を挙げてきたが、「とも」は初出である。水面下にうねうねと揺れるカエルの卵の様子。

谷内茂(やちしげる)(1926~2015)
○好きな一句「笠編みの作る菅屑風ぐるま」02
○季語(風ぐるま・三春)(引用同上)※「菅屑(すげくず)」:笠を作る材料であるカサスゲ(カヤツリグサ科の多年草)の屑。

【Profile】:滋賀県出身。1980年富山県氷見市にて「高志(こし)」を創刊主宰した。


コメント    この記事についてブログを書く
« ■色彩俳句577「花筏鬱金の鯉... | トップ | ■特集俳句577「夏近し澗水に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

方法俳句」カテゴリの最新記事