●次元俳句0263・影(空間)08・西村泊春01・2016-01-25(月)
○「埋火をまもりて夜の影法師」(西村泊春01)
○季語(埋火・冬) 「うづみびをまもりてよるのかげぼうし」(→「愛媛の句碑めぐり」より引用)【→次元俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:これは窓に映る影だろうか。それとも電燈がもたらす室内の影だろうか。あるいは実体のない者の影かも知れない。
●西村泊春(にしむらはくしゅん)(1902~1929)
○好きな一句「土間に遊ぶ鶏暗し冬田雨」02
○季語(冬田) 「どまにあそぶにわとりくらしふゆたあめ」(→「e-sendan日刊:この一句」より引用)
【Profile】:愛媛県八幡浜市出身。八幡浜商業学校(現八幡浜高校)卒後、五十二銀行八幡浜支店書記となる。文学への関心は、八商予科時代から。1918年から海南新聞俳壇に投句。1919年同人句誌「カラス」創刊。1922年から→松根東洋城の「渋柿」に投句。1925年、→飯田蛇笏の「雲母」に加わる。結核性肺炎により27歳で夭折。
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