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お気入俳人の俳句鑑賞します。
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■五感俳句617「鹹き焚火の海女らかたまりて」(駒走鷹志)

2023-04-24 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句617・味覚43鹹い3・駒走鷹志01・2023-04-24(月)
○「鹹き焚火の海女らかたまりて」(駒走鷹志01)
○季語(海女・晩春)(「青い蝦夷」50句中の1句・「俳句201411」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:掲句の「鹹(しおから)き」は味覚ではない。海女たちが焚火にあぶられて黒い潜水服に海の汐が浮いて見える。それが「鹹き海女」なのである。


駒走鷹志(こまばしりたかし)
○好きな一句「土臭き馬体ら消えて瀧こだま」02
○季語(瀧・三夏)(「青い蝦夷」50句中の1句・「俳句201411」より引用)
【Profile】:1935年宮城県出身。「青い蝦夷」50句により第32回(昭和61年)角川俳句賞受賞。受賞時は「海程」所属。


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