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日本歌曲の夕べ、ですが
14時開演。
うっかり引っかかり
夜公演と間違いそうになりました💦
このコンサートの何が凄かったかって
塚田佳男先生の選曲なのでしょうか?
素晴らしい歌手達が
それぞれの魅力を発揮する
連作歌曲集(より)を
披露するという
重量感のある選曲。
リサイタルの一部を垣間見るように
密度の高いものでした。
後半は一人一曲ずつと
テンポよく進み、
それはそれでとても楽しかった。
大貫さんの歌った
貧しき女のうたえる歌、より二曲。
初めて聴きましたが、
オペラのアリアのような迫力と
表現の大きさは流石でした。
團伊玖磨作曲の抒情歌。
コロラテューラの方が歌うのは
初めて聴きましたが、
亀田さんの歌唱、素敵でした。
天田さんの歌った
八木重吉による五つの歌も
塚田先生のプログラムによると
トランス状態であったかと思う、
なんとも忘れられない演奏でした。
イタリア系の発声が心地よく
日本の民謡に溶けていく三村さんの歌。
たしかに日本歌曲の発声はベルカント!と
うちの師匠もはっきりいうもの^_^
関先生、馬場さん、松井先生の歌唱は
それぞれの曲を歌う時の
模範唱、理想の形。
あんな風に歌えたら、、!
青山先生の三曲は
プログラムノートにあるように
青山先生と塚田先生に演奏される事を
想定されて作られたという
第一回奏楽堂日本歌曲コンクール
作曲部門第1位の作品だという。
語りの要素の強い、表現の難しい曲。
圧巻の一言でした。
今日の日本歌曲のプログラムは
何という音楽の色彩!
何という詩の多様性!
声の響きの美しさ!
本当に同じものがない。
飽きる事なく楽しみました。
自分の今の実力では
こんなに歌い分けたり
歌い上げたり出来ませんが
いつかきっとあんな歌唱が
自在に出来るようになりたいと
心から思いました。