ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

日本歌曲の素晴らしさを探して:日本歌曲連続演奏会第68夜 〜大賀寛 前総監督を偲んで〜

2018-05-31 21:32:36 | 演奏会レビュー
今晩は渋谷の伝承ホールに

日本オペラ協会
日本歌曲連続演奏会第68夜
〜大賀寛 前総監督を偲んで〜

を聴きに行きました。


出演者は皆、大賀寛先生に薫陶を受けて
演奏会やオペラに出演なさった方々。


私の先輩、友人、知人も大勢出演していましたが
とても素敵な演奏会でした。



どの曲も丁寧に歌いこんであり
歌詞がなくても言葉がきちんと聴こえてきます。



それって日本歌曲のコンサートでは
時々ある、ジレンマなのです。

良い声、響きにウェイトが行き過ぎると
ほんの一言聞き取れないだけで
歌詞が追えなくなる。


はな?あな?

あーなのか、おーなのか

母音が曖昧でも子音が聴こえなくても
日本語の意味が変わるから
わかるはずの日本語が聴こえない状態は
意味のわからない外国曲を聞くよりも
諦められないから。


そういう事の無いように
そして、不自然すぎる発語で
違和感のないようにご指導下さった
大賀先生。


日本歌曲はその発語の上に
無限の表現の可能性をこめて
こじんまりとせず
自分の宇宙を作り出すのだ、と。


今日演奏されたみなさんは
それぞれの曲の世界を
きちんと表現されていました。


先生の人生をかけて
日本語唱法を教えて頂いたのだもの。


それを受け継ぐ歌手達が
たくさんいて
その情熱と技術でこれからも
いろんな作品を世の中に
広めていってくれるでしょう。


私もそんな一人になりたいと思いました。



明日の夜は同じく
渋谷の伝承ホール。

二期会日本歌曲研究会のコンサートに行ってまいります。


幸せな勉強三昧です😊



今日は日舞もあったので
コンサートも単衣の着物を着て行きました。
たまにはいいですね。

ドイツ歌曲のshwaの扱い:第5回 ドイツ語歌唱発音講座

2018-05-30 08:20:04 | 講座・レッスン
昨日の夜は池袋の東京芸術劇場
シンフォニースペースにて
第5回 ドイツ語歌唱発音講座
が開催されました。


バリトン歌手、小森輝彦さんによる
講義と公開レッスンです。



今回はドイツ歌曲の語尾の処理で

rを巻くか巻かないか
曖昧母音shwaの歌い方
リエゾンするかしないか

などなど。


そしてその前に
昨日は日本人の気質についての興味深いお話。。


前回の 切断

についてはこの1ヶ月、
練習の中でよいメンタルを持つことができました。


ホントです✨✨



今回の日本人の気質の話

それらが歌曲を歌う際にも
発音や声を思い切って出していく際にも

こんなにやっちゃっていいの?

というブロックやストップになるのだな、
という事がよく分かりました。


どうしてもどこまで、どう歌いますかと
許可を求めてしまったり

こう歌わなければならないという
義務になったり


mustからwantに感じて歌うようにしたい!


と楽しく紹介してくださる小森輝彦さん。



講座の雰囲気もずーっと暖かです。


話逸れますが
ヨガの先生が、家でヨガのポーズをとるより
ここでやる方が効くのよ、と仰るのです。


みんなの良い気が満ちているから
ここにいるだけで身体がよくなる、と。



このドイツ語歌唱発音講座も
小森さんの

楽しくなければ音楽じゃない!

という暖かい雰囲気から
教室全体に音楽に身を置く幸せが広がって
受講者全体が良い刺激、良い変化をもらえるのじゃないかな、と思います。



で、昨日の話の中の
shwa シュワー の話。


今朝になって初めてshwaを調べました。
英語の、アクセントのない曖昧母音で
アクセントの発音がしっかりしていれば
この発音は バナーナでもボナーナでも通じるとか。



なるほど、だからshwaの発音が
いろいろな音に聞こえても
幅があっても許されるという事なんだ。



よく語尾の曖昧母音shwaで
弱く発音する、という認識で歌うので
自分のドイツ歌曲が
繊細すぎる、こじんまりした感がありました。


レッスン受講者の一回目の歌唱で
うん、そうなる。
と思ってしまうのですが、
小森さんが具体的に
息のスピードを一定にするとか
shwaで弱めないとか
1フレーズ1カラーで
どこからニュアンスを変えるのか
細かく提案していくと
とても違う、スケールの大きい歌曲になりました。



あれ、デジャヴ感。。。



そうだ、山田耕筰の病める薔薇だ!


やはりリヒャルト シュトラウスに影響を受けた山田耕筰の作品はアプローチがドイツ歌曲と一緒です。日本歌曲の繊細さだけでは成り立たない、のはこのドイツ歌曲のshwaを含めた作り方が参考になりそう。





次回は8月から9月ごろ。


昨日の講座をいかして
演奏をしていこうと思います!





劇画調の日本歌曲!病める薔薇

2018-05-29 08:53:39 | 講座・レッスン
昨日は日本歌曲のレッスンへ。


これでもか、というほど
身体を使って歌ってきました。



歌うことは身体を使うことだから
歌曲もオペラも関係ないのだけれど
曲の本質がサロン向けの歌曲か、
ピアノの伴奏もオーケストラのように
テクスチャーがあついのかでも
声のわたりかたがかわってくる。



私の知らなかった
山田耕筰さんの
病める薔薇(やめるそうび:三木露風)


あっさり歌っては表現できないことは
ピアノの音楽が音が多く、
音楽が揺れ動いている事でわかるのだけれど


これでもか、これでもか


と声を響かせ、突然声をひそめるのは
まるで歌曲の中のオペラアリアの表現のよう。



木の洞も初めて聞いた時に驚きましたが
本当にこれは身体と神経の使い方が半端ない。



水彩画の人物と
劇画の人物くらいの違いです。



そして、中田喜直さんの
悲しくなったときは


これもまた、最初と最後の静かで明るい母音から
中間部の激しい部分。



本気で身体を使わないと
それらの差異が出てこない。


上の明るい響きで歌っていながら
下の音程で
ここは貴女の声なら地声を使って
とワンフレーズだけ声を変えたり


そういう表現の仕方があるんだ、と。


中音が多い歌で
しっかりと横隔膜、胸郭
バランスを見ながら歌ったら
喉は全く疲れなかった代わりに
全身運動したような疲労がドーン。。



やっぱり歌うには
身体を鍛えなければいけません。
このままではスタミナが足りなすぎ。


身体を固めないような運動をして
スケールの大きい歌曲を
歌いきれる身体を目指します。


うちの薔薇。
今年はあまり咲かない。
くすん。

♬悪の虫 木よりつたいて〜

結構薔薇はやられてしまいますね。

ニシハライドという謎の歌劇団

2018-05-28 20:49:48 | 演奏会レビュー
昨日は浦和西高等学校のPTA合唱団から始まり、卒業生、卒業生の親など浦和西高ゆかりの人が集まったニシハライドの慰問コンサートでした。


いつも慰問先で
紙芝居を使って自己紹介をしているのですが
その中で自分達でも


『歌だけでなくお芝居もする
歌劇団のようになってきました😆😆😆』


はい。ただし、オペラではないです。
歌と劇の歌劇団、ですね。


今回も 歌う水戸黄門!

に始まり

しゃぼん玉ホリデー風
昭和歌謡ショー🎉🎉


なんて、
とんでもないことを
企画していました。



もうすでに、水戸黄門は
ダブルキャスト、トリプルキャスト、と
役者をかえて上演可能です。

合唱団員も仕事を持っている人が多く
毎回出演できる人ばかりではありません。

ですからちゃんと他の人が
出来るようになりました!



ここにはうつっていないけれど
ちゃんと悪代官と越後屋と町娘もいるのさ。




そして今回のしゃぼん玉ホリデー。


ザ ピーナッツちゃん

出てきます。

次回はなぜか淀川長治さんですが、
これがまたクオリティ高くて。。



いつでも夢を

を選んだので吉永小百合ちゃんと橋幸夫君もいた。

お笑いの寸劇を挟んだあとに

川の流れのように

をまともな合唱で歌いました。
ようやく、指揮者である私の出番です。
今回はちゃんと指揮したのは
この曲だけだった💦

もちろん各グループの歌唱、ボイトレ指導は
練習でビシビシ致しました。

アンコールは
明日があるさ



そして、5月のお誕生日の方のお祝いに
ハッピーバースデーを歌いました。


最後に高い声でハモリをつけたら
みなさんがパッと私を見た!
先生が最後持っていった〜〜!

と皆さんに言われましたが。。。



いえいえ、楽しい舞台を作ったのは
皆さんなので。


お見事でした。



正直な事をいうと
今回はなかなか皆さんが忙しくて
練習で揃わなかったので
ちゃんと無事に流れよくいくか
一週間前は心配だったのですが
前日、当日でまとめてくれました。



施設の方も、
やはり驚いておられて


演奏だけの慰問なら
たくさんあるのですが
歌も劇もあって楽しめるし、
合唱もきちんと歌っていらして
とても良かったです!


と笑顔でお見送りして下さいました。



私もコンサートの形式として
見習わないと!と思っても
きっと出来ないだろうな。。


演じることは出来るけれど
歌唱も指揮も指導も出来るけれど


コンサートのトータルコーディネイトで
水戸黄門プラス楽しい企画を考えてくれて
台本、キャスティング、演出を受けてくれる人


小道具、衣装を調達してくれる人


それに全力で取り組む団員


歌手仲間でも
このレベルで公演を作るのは
難しいと知っています。



そして今回は少しずつ
個人のレベルで
声が良くなった人が増えました。


声が、音色が、響きが良くなったら
もっともっとそれだけで
人を感動させることが出来ると思います。


私の仕事はそこかしら。


褒めたけれど、
もちろんまだまだ伸びしろだらけです。
その手助けが出来たら、と思います。


皆さんお疲れ様でした💕



歌う前のハグ😊
平等に全員に。








七夕によせて 午後の歌祭りvol.2

2018-05-28 16:58:23 | 演奏会案内
【七夕によせて 午後の歌祭りvol.2】


日本の懐かしの童謡から
驚きの編曲の童謡、
懐かしの外国曲、
そして新しい日本歌曲

みんなで歌いましょう‼️のコーナーもあります。

難しいことは考えず、
ただ楽しみにいらしてください😊

ちょっとしたお芝居もついてます。
私はね、、、フフフ。
とても楽しい事をするのです。
どうぞお楽しみに💕


☆七夕によせて 午後の歌祭りvol.2☆
2018.7.5(木)13:30開演
四谷区民ホール
全席自由3000円

チケットのお申し込みはこちら

今年は年明けからずっとコンサートが続きましたがこれでひと段落。サロンコンサートやイベントなど入場無料のものはありますが、有料コンサートはしばらくありません。

平日の昼だからこそ
このお値段でお送りできる、
お得なコンサートです。
たっぷり2時間半、
日本の歌のシャワーを浴びて
寛いでくださいね。

101歳 大伯母の通夜で帰省しました

2018-05-22 22:24:38 | 尊敬する人
一昨日大伯母が亡くなり、
今日通夜に参列しました。

満101歳。

昨年は100歳、
百寿のお祝いの集合写真を
母から見せてもらいましたが
とてもお元気そうだったのに。


その時に撮った今日の遺影は
昔と変わらないお顔でした。


大伯母、私の母の伯母で
村上で初めての幼稚園の2代目園長先生でした。


私が幼稚園に通った頃、
園長先生だったので
親戚というより永遠に優しい園長先生。
いつも穏やかな笑顔をたたえていました。


私の結婚式には
スピーチも頂きました。


101歳、一世紀を元気に生ききるって
凄いことですね。
大正から昭和、戦争も経て
今の時代はどう映っていらしたのかな。




30年ぶりに
小さい頃たくさん一緒に遊んだ
再従兄弟達とも会いました。
みんないい大人になっていました。


30年以上ぶりに
幼稚園の先生になった同級生とも会いました。
変わってない^_^


そして昔の幼稚園、ピアノの先生方。
母より年上だから結構なお年になられていらしたけれどお元気そうで嬉しかったです。



考えたら私もいい歳だものね。。。




何人かの方に村上で歌わないの?と
聞かれました。
聴きにきてくださる方がいるのなら
コンサートを企画しようかな。。



そんな気になりました。


素敵な大伯母様の通夜で
心あたたまる会話ができたのは
故人の徳だろうと思います。

かけがえのない時間、
笑顔でお別れのご挨拶が出来ました。
心からご冥福をお祈りいたします。


******************
新潟駅で特急いなほに乗り換えて
村上に帰るのですが
乗り換え通路やホームが変わってビックリ!

ほんの数ヶ月しか経ってないのに。


赤とクリーム色のいなほが
つやつやのブルーに


新幹線ホームといなほの在来線ホームが
隣になっていました



オペラの魅力について熱く語る人達とそれに魅せられる私

2018-05-18 10:08:38 | 尊敬する人
昨晩は4月に参加した
OPERA ART ACADEMIA 2018

第2回 オペラ芸術論Ⅱ のトークセッションを聴きにいきました。

田尾下さんが進行役で

作曲家 加藤昌則さん
歌手 大山大輔さん
演出家 岩田逹宗さん

3人に質問を投げかけて
それぞれの考えを伺い、まとめるという流れ。


最初の質問では何故オペラに関わるようになったか、というもの。


お世話になっている岩田さんが
演劇からオペラへと転向するきっかけとなった
オペラの魅力。


人は感情を大声で伝えたら
汚い叫び声になるけれど
オペラ歌手は ah〜, deh〜
たった一つの子音の違いでも
美しい声を響かせて、
感情を伝える事に命を懸けている
マイクでなく生の声の素晴らしさに魅せられたと。

平野忠彦先生や田口耕輔先生のお名前も
出しておられましたが、、納得です。




大山さんは歌をその平野先生につき、
同時に好きだったお芝居も大学生から始めて
歌と芝居が結びついたオペラというものが
楽しく、自分の得意である事に
喜びを感じたという事でした。


そこからいろんな話に発展。
あっという間の2時間でした。


加藤さんはオペラは全く興味がなかった
という事でしたが、
白虎など素敵なオペラ作品を
二つも書いています。


二作の間でも作風が違ったり
次にかく機会があれば
また違った手法をとりたいと
作曲家の視点でオペラの魅力を
伝えてくださいました。




オペラというものへの
真摯な向き合い方は同じですが
三者三様の視点、語り口。


中でも岩田さんの言葉は

『一緒に仕事がしたいよ〜〜❗️』

って思わせてくれます。



演出家だからオペラの劇性や
話を伝えたいのかと思っていたら
そうではなく、


オペラの、生の声の素晴らしさ、


これが伝えられたら演出なんて、セットなんていらないんだ、と熱く語る岩田さん。


演出家の自分本位ではなく
オペラの良さは声、音楽なんだと
わかっているからこそ
その音楽が示している演技、呼吸から外れたら
厳しく追求されるのだな、と


だから岩田さんの演出のオペラは
出演者がみな、自分の出し切れる所まで
音楽に芝居に向き合う充実感に満たされるんだな、と思いました。



オペラは予算がかかるものだから
公演の規模によって
稽古の回数が違ったり
セット、衣装、そして歌手のレベルも違うけれど
それらを言い訳にせずに


オペラって素敵だよ!面白いよ!


と伝えたい気持ちで
キャスト、スタッフ、一丸となって
どの公演でも熱く良いものを作り出していきたい。


そんな人達と一緒に仕事がしたい。


自分もそれに応えられるだけの実力をつけたい。


これは私の感想です。

トークセッションを観て、
三人がそれぞれの考えを持つように
来ていた人達もいろんな考えを
持ったと思います。


そんなみんなでどんどんオペラを盛り上げていけますように❗️❗️



次の講座も楽しみです😊




第一回についてはこちら










オペラ演出を考えるweek

2018-05-16 08:28:21 | 講座・レッスン
今週はオペラ演出家による作品解説、講習会、トークセッションが月曜、火曜、木曜日と入っている

オペラ演出を考えるweek

となっております❗️


5/14,15は新百合ヶ丘の昭和音大北校舎にて
先月チェネレントラを演出なさった
フランチェスコ・ベロット氏による
『ベルカント講習会』


コシ ファン トウッテを題材に
登場人物の名前の由来、原作、などからキャラクターを設定したり、立ち方、動き方の基本や指揮、照明の意識、各場面の実際の演出をつけながらの指導、レチタティーヴォの歌い方など、基本から応用までを分かりやすく見せてくださいました。


そして5/15,5/29は演出家 平尾力哉氏による
椿姫見どころ解説。

2回に分けて椿姫の台本、作曲の成立の時代背景、原作のデュマフィスの話、一幕から平尾氏が自分が演出する際に鍵となる楽譜の読み解き方、など豊富な知識と経験を語ってくださいました。

お姉様でピアニストの平尾はるな氏もいらして、開演前に素敵なお話を聞かせてくださいました。




次回は5/29です。私も参ります。
ご興味ある方は是非!



そして明日は先月伺った

OPERA ART ACADEMIA 2018

私達の課題を考える

と称して
演出家 岩田逹宗 氏
作曲家 加藤昌則 氏
歌手 大山大輔 氏
そして田尾下哲 氏

のトークセッションがあります。

どんなトークセッションになるか、
楽しみです。



http://tttc.jp/news/


私の周りの演出家は
作品の時代背景、台本、
そして楽譜を読み解いて
そこから導かれる自分の演出の考えを
歌手に伝えてくださるので
どう動く、どこに立つ、何をする、
よりも舞台にいる意味、動く動機が
音楽と結びついてわかりやすいです。


最近は楽譜が読めない方が
演出を付けることもありますが
その時は楽譜を読める演出助手が
その橋渡しをしているようですね。



台本を作曲家が読みとって曲をつける。
まずはこれが一次解釈で
その音楽を演奏者、指揮者、演出家が
どう演奏するか、どう動くか
二つが素晴らしく結びつくと
唯一無二の舞台になる。
それをいつも目指しているから
同じ作品が上演されても
同じにはならないオペラ。


演出家の楽譜からの解釈の導き方を参考に
自分の舞台や歌曲演奏に生かしていきたいと思います。


皆さんも興味のあるものに行ってみてください❗️







一期一会の歌曲初演にて〜音楽の雑記帳(その9)〜(追記あり)

2018-05-13 22:09:54 | 演奏会レビュー
音楽の雑記帳(その9)〜私の好きな歌〜

無事に終演しました🌟


今日は
秘密の結婚のけんかの三重唱に始まり、

歌、フルート、連弾、

が入り混じる、アンサンブル・ヴァリエならではのプログラム。


歌もコロラテューラソプラノ、メゾソプラノ、
そして私の日本歌曲初演と色とりどり。


お客さまにもお楽しみいただけたようでした。


肝心の日本歌曲の初演は


上手くいきました😆


㊗️歌曲集《心のふるさと》初演🎉🎊


昨日も緊張で身体が硬くなっており
これは明日になったら
柔らかくなるのかしら?
というほどの緊張でしたが


本番は

けんかの三重唱を楽しみ、

童謡の紹介のMCから
心地よい緊張感と
凄まじい集中力で
最後まで演奏できました。




でも歌い終わって集中力が切れたら



自分の歌はよい演奏だったのか、



お客さまにはどう響いたのか



急に冷静な自分になって
浮かれる気分にはならず、、



損な性格だなあ、、😅



でも皆さんの嬉しい感想、
作曲家、そして亡くなった詩人のご家族から
感謝の言葉を頂き、
初演の大役も無事に果たせたかな、


と今頃ようやく肩の力が抜けてきました。


またこの歌曲集を
何処かで歌いたいな。


東日本大震災の辛い記憶を乗り越えて
希望へと繋がるこの歌を
日本のみならず、海外でも
いろんなところで歌えたらいいな。


私が曲目紹介で話した言葉です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
歌曲の誕生は一期一会です。この世に溢れんばかりに出版されている詩集の中から縁あって摩利按世さんの詩画集「心のふるさと」が作曲家古曽志洋子さんのもとに届きました。震災前の野の花の絵と震災後に書かれた詩が集められており、この中から作曲家は6編の詩を選び、自らの想いを重ね、この歌曲集が出来あがりました。会場の皆様には一期一会の初演を暖かく見守りいただけたらと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

会場の皆様には本当に
暖かい雰囲気で聴いていただきました。
本当にありがとうございました。


聴きにきてくださった皆様に
感謝申し上げます。


またアンサンブル・ヴァリエの公演へ
足をお運びください。




写真を送って頂きました!









いよいよ明日!音楽の雑記帳(その9)

2018-05-12 01:39:43 | 日記
日付けが変わっていよいよ明日になりました!

昨日は健康ボイストレーニングのあとで
和楽備神社にお参り。

おみくじを引いたら

大吉

でした🌟


これで本番は大丈夫‼️

この言葉も心に響きました。



本番前はドキドキ、くよくよ
やれる事は全部やっているか、
もっと練習しないといけないのか、
焦ったりもしますが、

そんな事で疲弊するのは
たしかにくだらない事ですね。


さすが神の言葉です‼️


という事で

今日は唯今日の事を
面白く楽しく
神さまを念じつつ
正しいことをやっていくことのみ。


そうすれば禍転じて福となる、って


なかなか最強の言葉です。


明日に備えて
楽しく1日を過ごそうと思います。


スケジュール空いた方、
このブログを読んで
聴きに行こうかな〜〜と思われた方、
明日は15時から鶴川駅徒歩3分の
和光大学ポプリホールにてお待ちしております!




【音楽の雑記帳(その九)-私の好きな歌ー】

2018.5.13(日)15時開演(14時30分開場)
和光大学ポプリホール(小田急線鶴川駅北口より徒歩3分)
全席自由 3000円  ペア券5500円(前売りのみ) 学生2500円

出演:ソプラノ 麻生千穂  和泉聰子
   メゾソプラノ  水越美和
   フルート 森永祥子
   ピアノ  稲葉和歌子   中谷路子
   企画構成・お話  古曽志洋子



音楽の雑記帳 通し稽古

2018-05-07 20:04:14 | 稽古日記
コンサートですが、通し稽古をするのです。

いよいよ日曜日に迫りました、

音楽の雑記帳(その9)〜私の好きな歌〜

一週間前の昨日、プログラムの頭から
入退場も想定して通し稽古がありました。


作曲家であり、
当日司会、ナレーションを担当する
古曽志洋子先生が1組ずつ
感想やら課題やらを突きつけていきます。


本番以上に怖いよ。。。



いえいえ、人前で演奏するって
そういう事ですから
独り善がりにならないよう
よりよいコンサートを目指すために
必要な事だと思います。



だから、とても緊張した。。。



さて、これで一つプレッシャーをくぐり抜けたので、本番は楽しんで歌います♬


昨日の通し稽古で
他の人の演奏を聴きましたが、
フルートを吹いている方がいたら
是非聞きにきて欲しいです。



フルートのソロ曲、
とても素敵でした。


難しいのかもしれませんが
ある程度の力量のある方なら
演奏会で吹いたら
聴きばえするはずです。


またピアノの連弾も、
カーニバル❗️って感じで楽しくなります。


是非、歌だけでなく
ピアノ、フルートが好きな人も必聴ですよ😊



ゴールデンウィークは
お仕事で休めなかった方も、
母の日を祝う人も、
ふと音楽を聴きたくなった人も

是非コンサートにいらしてください💕




【音楽の雑記帳(その九)-私の好きな歌ー】

2018.5.13(日)15時開演(14時30分開場)
和光大学ポプリホール(小田急線鶴川駅北口より徒歩3分)
全席自由 3000円  ペア券5500円(前売りのみ) 学生2500円

出演:ソプラノ 麻生千穂  和泉聰子
   メゾソプラノ  水越美和
   フルート 森永祥子
   ピアノ  稲葉和歌子   中谷路子
   企画構成・お話  古曽志洋子

チケットご用意いたしますのでご連絡くださいませ。
お申し込みはこちら

お電話は
アンサンブル ヴァリエ
090-2165-4564
までどうぞ。