ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

今年一番の目玉の演奏会です!

2017-10-31 23:51:33 | 演奏会案内
今晩はハロウィーンで盛り上がっている渋谷の映像を見ながら、少し咳き込んでいる私です。
風邪ひいてしまった😢😢

これ以上悪化させないよう暖かくします。


さて今日で10月も終わり。
今年もあと2ヶ月です。

今年はオペラはもう終わり。
こうもり、よさこい節、セヴィリアの理髪師の結婚、フィガロの結婚、と合唱を中心に出演しました。

でもキャストの皆さん、指揮、演出家の素晴らしい舞台に関わることが出来てとても素晴らしいものを経験して、吸収することができました。



コンサートはお昼のコンサートや小規模のコンサートを中心に。


そんな中、今年の一番のコンサートがいよいよ来月に迫りました💕



弦楽四重奏とチェンバロに伴奏してもらい、
しかも合唱まで入る!


コンサートといっても
オペラの場面を20分近く
重唱、アリア、オペラのフィナーレと
たっぷり歌い続けます。


演技が好きなので
オペラの舞台は好きですが
合唱や小さい役では
歌い続けることはあまりないですから
今回のグルック作曲
オルフェオとエウリディーチェ
のエウリディーチェ役で
オルフェオとの二重唱、
エウリティーチェのアリア、
オルフェオのアリア、
二幕フィナーレ
と続く場面を歌えることは
本当に幸せです✨✨


久しぶりにたっぷり、オペラを歌いますので
是非聴きにいらしてください💕

チケットのお求めはこちら



河瀬直美演出 トスカ@東京芸術劇場コンサートホール

2017-10-29 23:43:53 | 演奏会レビュー
10/27の夜に
東京芸術劇場コンサートホールに
トスカを観に行きました。
映画監督の河瀬直美さんが
演出をすると 話題になっていたものです。



8月の『セヴィリアの理髪師の結婚』
のバルトロ役 三戸大久さんがスカルピア、いえ
須賀ルピオを、
バジリオ役の森雅史さんがアンジェロッティ、いえアンジェロッ太を
歌うというのでチケットを2ヶ月前から購入していました。



ネット上の宣伝やインタヴューによると
救いのないオペラに希望を持たせる演出を望まれたとか。確かに、トスカは、いや、プッチーニのオペラのほとんどは最後なんともやりきれなさが残るものばかり。これに希望を、というものも興味がありました。



東京公演も終わったので
感想も解禁でしょうか?
これから観る方はネタバレ注意です。。



この作品、設定をローマを古代の日本にうつして名前や職業なども変えているということでしたが始まってみると、シャーマンであってもカヴァラドッシは絵を描いているし、アンジェロッティは逃げ込んでくるし、見た目はいつものトスカです。教会でなく日本の神様を崇めているので柏手を打っているとか、背景に富士山が見えるとか、そういうことは信仰があるということで共通なので気にならず。


イタリア語の歌詞も変わっていないから、やはりもとの設定にしか見えないのです。トスカがプログラムにトス香と書かれていても音で聞けば同じだから、これは演出をつける上での内面的な設定で観る人にはあまり分かりませんでした。


だから私には逆に違和感ばありませんでした。
これが褒め言葉か否定的な事なのか、
観た人、関わった人の受け取り方にお任せします。とりあえず私は否定的には使ってはいません😊



そして背景の映像。
綺麗でした。
2幕は映像の意味を考えると
よくわからないことになったので
(プログラムには特に演出ノートもない)
これは五感に任せよう、と思いました。
でも一幕、三幕は素直に受け入れられる映像で
全幕通しても映像が
舞台に光を与えていた気がします。


映像の動きが変わるタイミングや登場人物のシルエットの動きなどが音楽にぴったりあっていて、こういうことは映画監督として細かく指示があったのかとおもいました。


映画監督としての特徴としてはやはり演技が細かい、出演者、特に主要なキャストに対しては映画で撮っても通用するほどの人物の掘り下げや演技を求めたかと思うほどの2幕。


三戸さんの須賀ルピオ(文字で書くと違和感あります💦)の異様な興奮とトスカの追い詰め方、外国人キャストのトス香と万里生も全幕通し通して演劇的なものと歌唱が通常のオペラの大袈裟過ぎる舞台演技ではなく、ドラマを観ているような自然さ、そして、当たり前ですが本物の声。


オペラって、いいなぁ
人の声って素晴らしい。


多分この公演の一番の好みの分かれるところは
ラストシーンでしょう。ここまでは、須賀ルピオが死んだときの背景にびっくりした事、幕がないから?の彼の退場方法に驚いた事、くらいしか特別気にならなかったのですが、ラストシーンは私には四分の一位受け入れられなかったです。


曲のカットは許されるものもありますが曲の挿入はありなのか?この疑問と葛藤が拭えないのは頭がかたいのかな😅


でも希望を残すラストシーンとしては成功だと思います。あの追加が絶望しか感じないラストシーンに、トスカが死ぬ前にあんな事を思って身を投じたのかもしれないと思ったら少し見方も変わるし、或いはスクリーンの姿から鳥や女神になったかとも思えるような気がします。


この演出の主旨が希望であり、これは河瀬直美さんの演出だ、とするならば唯一無二のトスカであり、これでよいのだと。他には真似されない伝説のトスカなのだと。


結局このラストシーン以外は
設定などはあまり関係ない気がしました。


オペラがオペラたる所以は
素晴らしい作品が
素晴らしく演奏されることが
絶対に必要条件で、
演出はどうあってもトスカはトスカなんだなぁと。



三戸さん、素晴らしかったです✨
一幕終わりから二幕、スカルピアにこんなに注目したトスカは初めてかも。
森さんも冒頭の熱演で観客をオペラの世界へ誘ってくれたました。


でもここで前提に戻って考える。


トスカに希望を与える演出って
制作側の要望だったのだろうか?
演出家が読み取ったものなんだろうか?


絶望的であればあるほど
カタルシスを感じる時もある。
トスカの悲劇に浸りたいと思う私もいるのだ。
希望を与える必要ってあるのだろうか。。




観に行った人がみんな入り口の看板で写真を撮っていました。私は携帯バッテリーが切れて😭

残念でした!



仕方なしにプログラムの写真を。
この中の寺倉正太郎さんの文章、トスカがかなり昔から日本の歌舞伎や新派劇、落語、映画、新劇に取り入れられていたこと、初めて知りました❣️
勉強になりました😊😊

このプログラムの表紙、
実は大いなるネタバレだということ
今になって分かるのでした。

シーッ!









ピアノの伴奏者を探すマッチングサイト

2017-10-28 23:29:47 | 音楽
歌手は大抵の場合
無伴奏でコンサートをする事ができません。


自分でウクレレやらギター、
ピアノやハーブなど弾きながら
しっかりオペラを歌う事が出来たらいいのに😢


私は全てダメです。
声のクオリティが下がってしまうので。。


コンクールやオーディションで伴奏者を頼んだり
ボランティア演奏で伴奏者を頼んだりというのは大抵知り合いに頼んだり、歌手仲間にいい人を紹介してもらったり。でもそれも相場がわからないとドキドキします。


でも最近ピアノ伴奏者を探せるサイトを知りました。その名も伴奏者募集広場

こちらが伴奏者募集広場のURLです。
http://www.geidanren.jp/dra/bansou/


どなたか使ってみた方はいらっしゃいますか?
宜しければどなたか評判を教えてください😊
コメント公開不可とつけてくだされば私だけが見ます。


私はまだ使った事はないのですが
以前何回かご一緒した
素晴らしいピアニスト 村田千晶さんが登録されていて値段も相場の値段だったので少し安心しました。そして知り合いの方がたくさん登録されていたらご無沙汰していても頼みやすいなあと思うのです。



是非私の知り合いの方の登録が増えますように💖


あと面白いと思ったのは
依頼の内容、金額の目安、があるので
こちらも高いギャラが払えないようなコンサートでも受けてくれるかどうかがおよそわかること。
そうすれば私も失礼な頼み方をしなくてすみますから有難いですね。

またピアニストが考えている平均的な相場も分かりました。なるほど、ふむふむ。



ちなみに私はギャラは高い方が良いに決まっていますが、ボランティア的なコンサートも受けます。


それはまず私の演奏を聴いた事があること。
その上でいいと思って呼んでくれていること。
褒められると弱いです😊


だからギャラが安くても代わりにコンサートのチケットを買ってくれたり、車で送迎してくれたり赤字にはならないよう気遣ってくだされば。


交通費がかからないところ、
演奏が30分以内、1時間程度で帰れる
など短時間であるなども安めでもいいかな。


何回も呼んでくれると決まっている時も。

御礼の額は条件や関係性で変わると思います。



私を知らず、歌を聞いたことのない人が
突然安くても歌ってください!と言ってもね。。



そんな事がこういうサイトがあって
知らない土地でコンサートをしたい時などに
初めての方に失礼なく依頼できるなど出来たらいいですね。


という事で、私の知り合いの方の登録が増えたらいいなぁ〜〜😁


今日プラザさくらで撮った

ピエロのみどりちゃん🤡

と。

ピエロのみどりちゃんとは仮の姿、
オペラの現場でとてもお世話になっている方です。

知ってる人は知ってるね〜〜💕
私はほぼすっぴん顔😅




昨日の第四金曜日お昼のコンサート@川俣音楽院

2017-10-28 13:09:19 | 演奏会レビュー


昨日は恒例の第四金曜日お昼のコンサート@川俣音楽院。

私は
天使の糧
小さな空
をギター伴奏で歌ってきました。


こうやってギタートリオさんと演奏できる曲を貯めています。ピアノのないところでもいつでもコンサートに呼んでいただけますね😆


フルート二重奏はテレマンシリーズ。
D-durの明るく華やかな響きは
とてもフルートにあっています。


ピアノはバラエティ豊かなメロディーの綺麗な曲ばかり。心に沁みます。


ギターの曲はたくさんあっても
奏法、ギターの種類、いろいろ使い分けで毎回とても楽しみ😊


来月第四金曜日は私はお休みしますが、
お近くの方は是非京王堀之内駅徒歩15分?の川俣音楽院へどうぞ。また12時からですが、その前から練習したりしております。お気軽にドアを開けてみてくださいね。


和泉さんのブログをみて!😆

で宜しいかと思います。


それでも突然行くのに憚られる方は
こちらのコメント蘭にご連絡下さい。
伝えておきます💖

浅草オペラ100年記念 歌と活弁士で誘う ああ夢の街 浅草! ~すべてはここから始まった~Bプロ

2017-10-27 10:29:02 | 演奏会レビュー
昨晩はまたまた浅草 東洋館へ!
すでに二回足を運んでいるコンサートですが、まだBプロを観ていない!

ということで




登場の音楽やカルメン、おてくさん、君恋しなど
Aプロ Bプロ共通のものがほとんどなので
Bプロのみの女心の歌、ディアボロの歌、コロッケの歌、を楽しみに、また、キャスト違いの雰囲気を味わいに行きました。


ロングラン公演って
こういう楽しみがありますね。

プログラムはわかってる。
やる事もオチも知ってる。


でも、くるぞくるぞ、

キターッ❣️❣️

、、みたいなカタルシス。


それからご贔屓さんの出る日に応援に行こう❣️


あの人のおてくさんを見てみたいとか
彼女のカルメンをみたいとか。

とか。


今日のメンバーはノリがいいぞ!
今日の客は盛り上がるぞ!

とか。


劇場は生き物だ、という感じが
客としてもわかりました。


今回も知り合いが3人ほど。
初回に行ったとき、おひねりがわからず投げずじまいだったので今回は受け付けでたくさんお金を包む紙を頂き最前列ど真ん中へ😆


これも前回、最前列の人が届かなかったおひねりを投げ入れているのをみて、あそこに座ってみたい!と思ったお楽しみの一つ😁


最初は初回のように硬い雰囲気でだれもおひねりを投げ入れていないので結果、わたしが昨日の一番でした💖


とにかく和田ひできくんと中島佳代子さん、そしてユミユミこと坂野由美子さんの分は投げました。


ふう、楽しかった!


2部からおひねりを投げ入れるために奥さま方が後ろの席から移動してきて私の隣に座りました。


その奥さま方がノリがよろしくて😂
手を叩き、笑い声をとばし、
掛け声をかけて


反省しました、
一列目はおひねりを投げ入れて盛り上げるだけでなく、笑い声も飛ばさなくては!


なんだか皆さんと出来上がったように楽しく盛り上がって、こんな楽しみ、知らない人との連帯感まであるんだな、と思いました。


クラシックの通常のコンサートで
隣の人と方をたたいて馬鹿笑いはしないなぁ。


でも本当に楽しかったです。


これでしばらく浅草にはこないかも。

シャッターの絵が歌舞伎







五重塔


浅草寺


スカイツリー


ああ、夢の街 浅草!



シューベルト歌曲演奏会@大田区民プラザ

2017-10-26 20:53:14 | 演奏会レビュー
昨日のことになりますが、
シューベルトの歌曲、重唱のコンサートに行きました。



あんぷらぐどの講師でソプラノの中島佳代子さんが出演されるので楽しみに伺いました。

シューベルトの歌曲は
たくさんありすぎて
よく演奏されるものしか聴いていないのですが
昨日はわたしの知らない曲もたくさん聴きました。

中島さんの歌った若い尼とか
恥ずかしながら初めて聴きましたが
とても演奏も素晴らしく素敵な曲だな〜と
感動して帰ってきました。


そして楽しみにしていたもう一つのこと。
それは河合良一さんのピアノです。

かなり昔ですが、私が岡村喬生さんの魔笛の合唱に参加させていただいた時、稽古ピアノで河合さんが入っていらっしゃいました。

河合さんが弾くときは
ピアノがオーケストラのように
様々な音色が聞こえて
とても色彩豊かで❣️
とても楽しみにしていたことを覚えています。


ということで昨日も
河合さんのピアノの伴奏、ソロも
堪能して帰って来ました。


響きのよいホールで
シューベルトの音楽を楽しむ
暖かいコンサート。
シューベルトが友人と音楽を楽しんだように😊


素敵な音楽にふれて
またエネルギーを貰いました。


ああ音楽って素敵💕💕

皆様お疲れ様でした❣️

田村麻子 オペラティックコンサート〜オペラの中の究極のヒロイン達〜

2017-10-24 23:00:50 | 演奏会レビュー


今日は川口リリア音楽ホールに
田村麻子さんのオペラアリアの
リサイタルを聴きに行きました♪


副題が付いているように
オペラのあらすじを紹介して
ヒロインがどんな場面で
何を歌っているかを
旅先案内人こと橋本恵史さんが
ナレーター或いはヒロインと自在に演じて
初めてオペラアリアを聴くお客様にも
とてもわかりやすいものでした。


会場がそのオペラの世界になったところに
田村麻子さんがすっと入ってこられて
ヒロインのアリアを高らかに歌い上げる、

なんて心地よく、
なんてワクワクする!
なんて美しく
なんて力強い!


アンコールは
シューベルトのアヴェマリア


至福の時間でした。



どのアリアも素敵だったけれど
特に第二部は曲ごとに衣装も変えて
声も表情も立居振舞もそれぞれのキャラクターにかわって見応えがありました。


オルガン席から歌ったレイラは
天上から降ってくるような清らかさと豊かさ


サマータイムの濃密な声と哀愁



客席を一周して観客を間近でも魅了したジュディッタ


迷いなく理想の響きにはまる蝶々さん


心地よい
もっと聴いていたい




ああ、あんな風に歌いたい💕😊😊



本当に素晴らしいコンサートでした❣️



下の階では


猫をモチーフとしたキルトのパッチワークが。






アップでみたら、表情も豊かです♪



そして、なんとロッシーニのネコの二重唱❣️





わかる人にはわかるはず!

こちらも楽しんできました。


いいものを取り込んで
自分の肥やしにします。


明日はシューベルトのコンサートに行きます😊


ハートフルコンサートvol.Ⅵ フィガロの結婚 終演しました💕

2017-10-21 22:59:52 | 演奏会レビュー
ハートフルコンサートvol.Ⅵ
フィガロの結婚

2日間の公演が無事に終わりました💕

私は花娘でしたから
体力にも余裕がありましたが
主要キャストの皆さんは
大変だったと思います。
でも全員の素晴らしい集中力と団結力で
今日は昨日よりノリノリの舞台となりました。


それを導いたのはやっぱり
マエストロ 細岡雅哉さん❣️
指揮者、演出、そしてすべての欠席キャストの歌の部分を歌い、と何役をこなされたのでしょう。

もともとベテランの歌手としてご活躍されていることは承知していましたが、今回指揮者・演出家として限られた稽古の中、公演を成功に導かれたのは細岡さんのお力だと思います。お世話になりました!!


そして天守物語以来の須永尚子さんとの共演も嬉しかったです。ベテランの存在が舞台を引き締めて下さいました。


今まで面識はなかったけれど
一方的に舞台を拝見して素敵だなと思った方、
チラシでお名前を見かける方
またいろんな方とお知り合いになれました。




合唱もよさこい節でご一緒した
ベテランテノール都留さんも参加されていたり
女声の合唱は実力ある若手の方がきて
しっかりと固めてくれました。

しかも髪の毛まで整えてもらっちゃった!
サロン ド マッスーこと増田さん、浜野さん、
どうもありがとう😆😆


前髪のポンパが可愛いです。
お隣は花娘をご一緒した中川悠子さん。

日本歌曲研究会や日本オペラ協会の公演でご一緒しています。とても素晴らしいソプラノさんで、心地よいハーモニーを奏でる事が出来ました。


スタッフ、共演者、
全て気持ちよいコミュニケーションがとれると
自然と舞台がよくなる気がします。

素敵な公演、お世話になりました。

そして、雨の中ご来場下さった皆様
どうもありがとうございました❣️



フィガロの結婚 土曜日のチケットは完売です💕

2017-10-18 11:46:47 | 演奏会案内




とうとう明後日に迫った
フィガロの結婚 初日❣️

土曜日のチケットは
昨夜完売したとの連絡がありました。


嬉しい事です😊😊😊


たくさんの方に観ていただいて
暖かい気持ちになって帰っていただけたらと思います。


金曜日のチケットはまだあります。
前売り券の方が安いですよ〜。チケット予約して
お仕事帰りに渋谷へお立ち寄り下さいませ🌟


本番に備えて髪を染めなくては😘👍
可愛い花娘、観に来て下さいね。

ハートフルコンサートvol.Ⅵ
フィガロの結婚
開催日:2017年10月20日(金)|
2017年10月21日(土)

時間:
2017年10月20日(金)開場 18:00|開演 18:30 
2017年10月21日(土)開場 15:00|開演 15:30

料金:入場料:前売り ¥4,500 /当日 ¥4,800(全席自由)

開催場所:ヤマハエレクトーンシティ渋谷3F メインスタジオ

出演:指揮・演出:細岡雅哉|エレクトーン:山木亜美・柿﨑俊也|アルマヴィーヴァ伯爵:香月健|伯爵夫人:小林悦子|フィガロ:千葉裕一|スザンナ:新井千晴|ケルビーノ:鈴木美也子|マルチェリーナ:須永尚子|バルトロ:飯島隆太郎|バジリオ/ドン・クルツィオ:小野島佳伸|アントニオ:倉藤理大|バルバリーナ:高橋薫|花娘:和泉聰子・中川悠子|合唱:ハートフルコール

曲目・演目:

W.A.モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」

全4幕・原語上演(日本語字幕付)

コンサート概要:親しまれてきたオペラ・ブッファの人気作品を、近年めざましい活躍のバリトン細岡雅哉が織り成す世界で、ぜひお楽しみください!

チケットのご予約・お申し込み / 公演についてのお問い合わせ

お問い合わせ:TEL:090-2472-1610|Fax:045-911-5470|E-Mail:presto@a02.itscom.net

舞台制作:エイペックス・クライム

制作協力:チラシデザイン工房

協力:ヤマハエレクトーンシティ渋谷

ミスター・シンデレラ@新国立劇場小劇場

2017-10-15 23:59:15 | 演奏会レビュー
今日は午前中合唱指導
午後はフィガロの結婚の通し稽古
夜はミスター・シンデレラ観劇へ。


・・・だのに
携帯を家に置き忘れて一日過ごしました。


携帯依存症ではないけれど
写真の一枚も撮れず。
残念😢


特にミスター・シンデレラ。
先日は昼公演のゲネを観ましたが
今日は夜公演。



素晴らしかった〜〜💕💕💕


薫役の大貫さんが冒頭のセリフを発した途端
私の脳内は13年前にタイムスリップ。


声というのは変わらないものだ。


ああ、薫の声だ!と思いました。


大貫さんは薫そのもの。
憧れの大貫さんは今も素晴らしい歌唱と演技でした。

そして13年前は持木弘さんの正男。
今回は所谷直生さんの正男。


・・・所谷さんも正男そのものだ!


よさこい節の慶全さんの時も
惹きつけられる演技と一体の歌唱の素晴らしさに感動したのでとても楽しみでしたが、期待を裏切らない歌と演技、アドリブ満載の正男でした。

そういえば2011年のあさくさ天使をこの新国立劇場小劇場で観た時にも所谷さんがユースケで出演していたのでした。あの時もこの声と演技に泣かされたっけ。何気にずっとファンだったのですね。


そして、正男の母の牧野真由美さん❣️
先月のツィータに続き、今日も舞台上の存在感と演技のキレ、充実の歌唱、本当に素晴らしかったです。出てくるたびに客席が沸くのです。今度は何をしてくれるのかと。


そしてそして、垣内教授の村松恒矢さん。
セヴィ婚のフィガロ様でしたが
もう、43歳独身、ちょーかっこいい教授、
ぴったりです。
歯の浮くような甘くキザな歌詞が、
村松さんの甘い声の響きとぴったりで
本当にうっとりしました。
あれなら学校中親衛隊ものだw


このオペラの出演者はみな
強烈なキャラクターで
お芝居だけならドタバタになりそうですが
今回のキャストのように素晴らしい歌手は
しっかり演技をして、バカをやっても
声を崩すことがありません。


しっかり歌う事がキャラクターを演じきる事だとちゃんと分かっているし、音楽もそう書いてあるから。


声を演技にひっぱられてしまうと
それはミュージカルになったり、
お芝居になったり。


オペラがオペラであるのは
感情表現すればするほど
繊細に、大胆に、緊張感と解放を
すべて歌声で表せる。



正男の父も、マルちゃんのママも
マミ ルミ ユミ も
赤毛の女も

出演者全員が。


ゲネプロの時は
13年前を懐かしんで観たけれど
今日はこの作品は
素晴らしいなぁと
初めての作品を観るように楽しみました。



それにしても
所谷さんや牧野さん、村松さん、
出てきたらなにかやってくれると期待してしまうけれど、必ず期待以上のものを魅せて聴かせてくれる。


本当に歌手として素晴らしい事だと思います。


名前を見ただけで
この人の回を見たいと思わせる。

今度はどんな一面を見せてくれるのかと楽しみになる。


私もそんな歌手になりたいものです。


役が小さくても
出番が少なくても
はっとするような声と
立居振舞、
表現者としての品、
自分に課題を課しながら
来週はフィガロの結婚を頑張ります😆😆😆



写真は日本オペラ振興会のブログより。
皆さま、お疲れ様でした〜〜💕

しばしば舎 コントラバス独奏と声によるコンサート

2017-10-14 23:17:52 | 演奏会レビュー
今日は午前中は
塚小まつりにて東中PTAコーラスの指揮を。
残念ながら天気が不安定なため
体育館での演奏になりましたが
蕨市長や校長先生、
小学校の児童、保護者が大勢の中、
無事に演奏を終えることができました😊


お昼は自分の練習をして


夕方はこのコンサートへ。


さりげなく、私のチラシも写り込み😆😆

コントラバス独奏、
どんなものかと観に行きましたが
予想以上の凄いコンサートでした。


河崎純さん、
コントラバスの演奏だけではなく
演劇、ダンスなど舞台音楽の作曲も多くなさる方で音楽詩劇研究所も主宰なさっていらっしゃる。
本日の演奏は全て御自身の作曲、即興の曲でした。



だからまっすぐ立ってコントラバスを弾くのではなく、コントラバスが横倒し、パーカッションのマレットで弦を叩く、から始まって驚きました❣️



ギターの演奏ではいろんな奏法、
ギターのボディでパーカッション的にリズムをとるのはよく見るので、そんな感じのところまではイメージ出来ますが、ここまでコントラバスの可能性を引きだすとは。詳しいことは知りませんが、普通のことなんでしょうか?


トークの自然体と
演奏時の憑依的な感じ
まさに天才肌の魅力です。


そして、ブレヒトの詩による朗読の入った歌曲、重唱。


自分の作った曲を歌手と一緒に作り上げていく。


私も作曲家の初演時には
作曲家のイメージと私の意見を付き合わせて
作品を作り上げていく喜びを経験していますが
こうやって作曲家の作品を目の前で聴くこともものすごい喜び。


音楽はとても映像的で感覚的で
歌はコントラバスソロの曲より
鮮やかなメロディの中で言葉が語られて
身体の中にすーっと入ってきて
歌ってみたい曲がたくさんありました。


でも作曲家のコントラバス伴奏でないと駄目だろうな〜〜!!
少なくとも私が感じた魅力の半分は
作曲家が演奏しているからの理想形なのだと思う。
普通の人には再現難しそうです。



それにしても蕨にはいろんなアーティストが住んでいますね。
また11月にコンサートがあるそうなので行こうと思います。


明日はやはり作曲家が稽古に参加して
いきた作品を作り上げた
日本オペラ『ミスター・シンデレラ』
の夜公演を観に行きます。

ああ楽しみだ❣️

その前にフィガロの結婚の通し稽古へ





私も全力で頑張ります♪





歌と活弁士で誘う ああ夢の街 浅草

2017-10-13 22:11:20 | 演奏会レビュー
先週10/5と今日は浅草東洋館に

歌と活弁士で誘う
ああ夢の街浅草

というコンサートを聴きに行きました♪









10/5のキャスト表


10/13のキャスト表


どちらもAプログラムです。


とにかく楽しかった❣️
とくに初めて行った先週は
活弁士 麻生八咫(やた)さんが語り出した途端、
普通のコンサートではなく
時代がタイムスリップして
東洋館が浅草オペラの時代に遡ったようでした。


ここに普段一段高いところにいるように見られがちなオペラ歌手がどう降りてくるかしら?と思いましたが


✨✨おお〜!
素晴らしくバカバカしく楽しく上手く✨✨


活弁士を引き継いで楽しいコンサートが始まりました💕


演奏は東京室内歌劇場のメンバーが
日替わりで出演しています。


先週は4人、今日は3人の知り合いが出演。
もう、いつ行っても知り合いだらけです。


先週は同期の和田くんがかっこいい闘牛士を
石原さんがコケティッシュなおてくさんを
あんぷらぐどの中島さんが素敵なシャンソンを
5MwithHでご一緒した堀江さんがムード歌謡を

それぞれ生き生きとお歌いになっていました。


このコンサートでは

おひねり

を舞台に投げてください!と
アナウンスが入っていたのですが
おひねりの制度がよくわからず。。


徐々に投げる人が増え、
休憩後はどんどん投げられていました。


今日はコンサートが始まってからすでに1週間以上。ということで最初から最後までまんべんなくおひねりが投げられていました。


今日は入場時に紙と輪ゴムを渡されたし。
私もそれで小銭を入れて
最後に投げました!


初おひねり😆


楽しかったけど、結構投げるの大変ですね💦
届かなくて一列目の人が結構拾って投げ込んでいました。私は2列目だったのでなんとか届きました。

一列目の席はそんな面白さもあるなあ。と思った次第。


今日は荘子ちゃんがおみや、ボッカチオ、君恋しと活躍したり、梶沼さんが貫禄あるたばこの煙を歌い上げたり、末吉さんが蝶々さん、椿姫、と有名オペラアリアを歌い上げたりとこれまた大活躍。


知り合いがかっこいいとおひねり投げ込みたくなりますね。自分で紙とゴムを持っていけばよかったか。


今日は会場で研修所同期の岸田総子さんとも会えて嬉しかったです。荘子ちゃんを挟んで。



今日はアンコールが出て
最後の曲をもう一回演奏してくれました。
前回はなかった山田武彦さん、ピアニカ飛び入りも。


最後の拍手で会場のおじちゃんおばちゃんも笑顔、出演者も笑顔、おひねりもあり、なんとも言えない一体感がこのコンサートの大きな魅力だと思いました。


さ来週のBプロ、どうしようかな〜。
今月は自分の本番も多いですがコンサートも結構聴きに行っています。出費もかさむけれど得るものも大きいのでいろんなコンサートを聴きに行きたいです。









日本オペラ協会公演『ミスター・シンデレラ 』GP見学とこの13年間

2017-10-12 23:46:49 | 音楽
今日は週末本番の日本オペラ

ミスター・シンデレラ

の昼公演組ゲネプロを見学してきました。





このオペラは鹿児島オペラ協会のためにつくられた作品なので鹿児島が舞台。鹿児島の方言やおはらまつりなど地方色も豊かに入りますが、作品の本質は真実の愛を見つけた夫婦の物語。



そこに登場する
彼らを取り巻く個性的な人々。




台本は演劇的であり、
耳なじみの良い音楽はミュージカル的であり、
でもやっぱりオペラなのです。


なぜならしっかりとした歌唱によってのみ
この作品の魅力が表現され得るから。

耳障りのよい、ポップス調のメロディを
アイドル歌手のように歌っては
この作品は成り立たず、
イタリアオペラと同じに
きちんと声を響きの良いところで歌って初めて
この作品の素晴らしさが出てくるのだと
今日改めて思いました。


メゾ、と書いてある赤毛の女も
今回の公演ではソプラノが歌うから
カデンツァもついてハイDまであるようです。


やっぱり作曲家が生きているオペラは
公演のたびに当て書きされたり、
改訂が加えられて
作品がいきていて素晴らしいですね。


私にとっては2004年、鹿児島オペラ協会と日本オペラ協会との共催で新国立劇場中劇場でこの作品の合唱で舞台に乗ったのがプロとして初めてのお仕事でした。


だからとても感慨深いのです✨✨


あの時は3日間の公演、役によってはトリプルキャストで、劇場入りしてから午前、午後、夜間と丸一日の稽古の日もあったり、今にして思えばあんなに拘束された舞台はないのですが、とにかく初めて尽くしで楽しかった。


合唱の先輩方もいろいろ教えてくれて
とにかく現場が楽しくて仕方がなかった。



結婚してから入った研修所、
出てすぐに出産で
35歳までには音楽の世界に復帰したいと思いつつ、戻れるのか不安を抱えて練習を続けた日々。

ようやく日本オペラ協会のオーディションを受けて、役で落ちても合唱の仕事がきたこの作品。夏休みは子供を富山、新潟に預けつつ音楽の世界に復帰出来たのが34歳の時でした。


薫の気持ちもよく分かった。

自分のキャリアを作りたい、
親からは孫はまだかと言われる、
旦那も仕事に夢中だ、

それでも最後に二人は愛を確かめ合って
感動的な合唱でフィナーレを迎える。


最後の合唱、
指揮の坂本先生にしごかれたっけ。。

もしもこの作品を見に来た人が
帰りに口ずさむとしたらここだと思う。

♪ある朝〜

バカバカしいけれど涙の浮かぶ
とても心あたたまる作品です。

是非皆さんに見ていただきたい。


私も千秋楽、夜公演を観に行きます💕
13年前薫を歌った、大貫さんの再演。
8月のセヴィ婚でフィガロを歌った
村松さんの垣内教授も楽しみです❣️


☆☆☆☆☆☆
そして舞台をみて
感動しながら
自分の13年を振り返りました。


あの後日本オペラ協会のオーディションに受かってキャストで出演者させてもらったり、日生劇場に出たり、ハイライトでもヴィオレッタやウエストサイドのマリアを歌わせて頂いたり、自信を持って舞台に立っていたのに、少しずつ子供の思春期を迎えたり、受験にかこつけて練習を休むようになったりするうちに実力が落ちて来たり、体力が落ちてきたり、喉を壊したり。。



今の私は
あの頃の私に負けているだろうか?


。。。



過ぎた時間は戻らないし
落ちた実力も認めたうえで
ここからまた上を向いて歌って行きたい。


素晴らしい音楽に囲まれて
素晴らしい歌手の仲間に囲まれて
子供たちも大きくなったので
ここからまた自信を持って
舞台に立っている歌手に戻るから。


そう。13年前
ミスター・シンデレラから始まって
また今日から新しいスタートを‼️







朝霧は晴れる

2017-10-11 08:59:16 | 日記
今朝は朝から一面霧。。!
7時前は家の周りずっと
火事⁈と思ったほど真っ白で
先が全く見えない状態でしたが
9時過ぎでもまだ霧が残ってます。


朝霧だから晴れるね


とゴミ出しの時、おじさんに言われました。

なるほど、そういう言葉、諺があるんですね。


天気予報は確かに暑くなるとか。
帰りまでには晴れるかな😊