今は、むかし、1977年。春、スペイン、アンダルシアを巡るツアーが新婚旅行でした。ポルトガルにも足を延ばしました。明るい光があふれて、人は素朴で温かかったことが思い出されます。いつか、仕事が終わったら、スペインの田舎町に一年ぐらい住もうねと話をしてました。時々、人生は計算が違って来るものらしく、一人残った私は、ポーランドやルーマニア、マケドニア、ロマネスクの教会やら、フレスコ画に憧れるようになりました。古いアルバムをめくっていたら、フラメンコの踊り手のスケッチがはってありました。建物のスケッチは、アルハンブラ宮殿の入り口だったと思います。耳のおくに、踊り手のカタカタという足音、カスタネットとギター、歌い手の手拍子やらがのこってます。運動神経がよかったら、フラメンコ習いたいなどともおもいました。