日々徒然です

カフェにようこそ!

政略という名のもとに

2017-02-02 00:41:02 | 小説
兄が家系の長たるもので俺は2番目に当たる為、家系を支える事しか出来ない
俺は気楽だった。だから、好きな事をした
日本、世界の経済を支える財界のトップに当たる財閥の家系
株は中学の頃からやっていて、何社もの経営を行こなっていた

でも何かが足りない・・・
友達、親友と呼べる存在がいない・・・

母親は小さい頃からサッカーを、させてくれていた

自慢じゃないけど勉強だってコツさえ掴めればトップは当たりまえだった
いつも遠巻きで見られていたが幸生は違っていた
サッカーでの話し、勿論たわいもない話しもしていた
幸生は俺にとって特別な存在だった

両親から人生の伴侶を決められそうになっていた所に俺から提案した
兄が家系の長である為、家徳は継がなくても良い
常に財界のトップに立たなくては生けない事
等と色々な事を聞かされていたから
唯一、心を許せる幸生を指名した
伴侶にするなら楽しく思いやりが合って共に支えてくれた方が良い
幸生の家はサラリーマンの家系で俺の両親から正式な申し出に応じてくれた
この事は幸生には話していない
多分、ビックリして嫁いで貰えないと解っていた

幸生を迎えるに辺、準備は滞りなく行えていた

俺は家の前で幸生を待っていた
困惑気味の幸生は俺の顔を見るなり婚姻関係について聞かれた
取り敢えず飲み物でも飲みつつ話す事になる

これから幸生は俺の伴侶となるべく勉強し支えてくれる人になる
幸生が居れば困難な事にも立ち向かえれそうだ
心が踊る